今は我慢の時

2020.4.20

 毎日毎日新型コロナの話がテレビや新聞、ネットで話題になっていますが、ここのところ安倍政権はちょっと迷走気味。当初は安倍総理も元気で、まじめで実直そうな加藤厚労相を従えて記者会見。

 しかし加藤厚労省は見かけからしてまじめな方だとは感じましたが、力強いメッセージは発信できない人のようで、終始自分の発言に自信がなさそうな印象でした。 

 そういった姿勢に業を煮やしたのか、加藤厚労相が遠慮をしたのか、最近の新型コロナウイルスでよく顔を見るようになったのが西村経済再生大臣

 略歴を見るとかなり頭が良さそう。実際話の内容は安倍総理よりも分かりやすいように思います。しかしその話の根本は、肩書通り経済対策になっているようで、現在の新型コロナウイルスの感染拡大防止とは関係なさそう

 一方西村経済再生大臣が頻繁に顔を見せるようになったころから、これまで安倍政権を陰で支えてきた菅官房長官がメディアに出てくる機会が減ったように感じています。

 4/8ごろですが、菅官房長官の記者会見を減らすような動きがありましたので、その影響かも。官房長官の会見は、時折ちょっと強面の印象で、質問する記者の人たちにも勇気が必要なのかなという印象ですが、答えの内容はともかく、質問にきちんと答えるという姿勢は感じていました。

 というわけで、今回の新型コロナウイルス感染防止対策で、安倍政権の限界が見えてきたという気もするのですが、だからと言って文句ばかり言っている野党?には任せられないと思っている人も多いはず。

 それが支持率低下に歯止めがかかっている理由なのかなと思っています。

 てなことをのんびり考えている間にも、日本の感染者数は激増中で、衰える兆候は全くなし。ここにきて、東京都の医療体制が崩壊の危機を迎えているという医療側の訴えも目につき始めました。

 それに対して政府がやっている目玉政策?は2枚の布マスク配布と一人10万円の支給というもの。一方外出自粛、営業自粛を呼びかけるものの、呼び掛けるだけで企業への補償はほとんどないので、実に不思議。

 また10万円支給に関しても、この期に及んで「希望者のみ」なんていうことを言う閣僚がいたりして、内閣の統制がほとんどとれていないことが露呈。

 まあ私も含めて、誰しも未曽有の体験で少なからずヒステリックになっているなと感じています。こんな時こそ冷静に、最も重要と思われる「人の命を一人でも多く救う」ということが行動の原点になると思っています。

 てなわけで、今日は私も雨にかこつけて1日自宅にこもっています。しかし今はこれも、明日天気が回復すれば、ちょっと市民農園あたりで作業ができるなと思っているから我慢できるのであって、明日から一切の外出禁止と言われたら相当きつい。

 つまり将来の自分の行動の自由を確保するために、逆に今は我慢していつもより行動の範囲を狭くする必要があるという事です。





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