日本にはお金持ちが多いらしいです

日本はお金持ち人口が世界第二位(2012.10.23)

朝起きていつものようにテレビで「朝ズバ」を見ていたいのですが、尼崎の事件ばっかり取り上げているので、面倒になって新聞を読んでいると、、小さな記事ですが、「お金持ち人口 日本は2位」という俄には信じられない見出しが目に付きました。

 2012年のスイスの金融機関の調査のようで、どうしてスイスの金融機関が日本の富裕層のことを知っているのかも疑問に感じますが、とりあえずそれはおいておいて内容を見ると、純資産100万ドル(8000万以上)を持つ富裕層は、日本に約360万人いるそうです。

 現在の日本の人口は1億2800万人(2010)出そうですから、約2.8%の人が富裕層だと言うことです。

 ところで純資産の中味が私は気になります。基本的には貯金とか株とか投資信託、更には積み立てしている保険とかも含まれるのかなと思いますが、不動産は入るのでしょうか?

 企業の純資産は「資産総額−負債」となっていますから、不動産の場合も、「実質的な価値−住宅ローンの残額」が資産になるのでしょうか?

 そう考えて、我が家の資産を考えると、不動産(一戸建て持ち家ローン完済)+預貯金+投資信託等が純資産になりそうですが、たとえ60歳の定年退職まで働いたとしても、まずこのお金持ちの範疇には入らないですね。

 私は地方公務員でしたが、まあ基本的に大企業のサラリーマンとほぼ同等ぐらいの給与水準だったと思われます。 

 従って、私と同じぐらいの大多数の自営業者やサラリーマンの方は一生懸命30〜50年働いても、この資産は得られないと言うことです。(私の個人レベルを基準にしていますから、そうではない場合もあり得ると思いますが)

 となるといったいどんな人がこんなお金持ちなのかなあと気になるところですが、やはり大手民間企業の重役さんたちや、トップレベルの公務員さん、さらにはスポーツや芸能関係の人たちなのかなと言う気はします。いずれも縁遠いですね。

 それはそれとして、日本が2位というのが解せません。ただし5000万ドル(40億円以上)になると、日本は4位に後退(それでも多いと思いますが)し、代わりに中国が2位に浮上だそうですから、日本以上に中国では貧富の差が激しくなっているように思えます。

 逆に日本人は総じて金持ちクラスが多い(突出した金持ちが少ない)という、ひと頃はやった一億総中流という語句が、今もなんとか生き残っているのかもしれません。

 ちなみにこの40億円以上のクラスの人が日本では約3400人いるそうです。40億円あったら定期預金の利息で食べていけそうだなと思い、0.04%で計算すると、なんと160万円。多いことは多いですが、これでは食べていけません。

 それでもその資産を毎年1000万円ずつ消費したとしても、全部使い尽くすのに400年かかります。やはり羨ましい境遇ですが、ではそれをどうゆう形で運用または貯蓄するのか、となると我々庶民のまったく知らない世界の気苦労がありそうです。  


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