物価上昇時の節約項目は?

諸物価高騰と9月の家計簿を比較(2013.10.1)

 今日は10月1日。新聞でもテレビでも朝から値上げの話題が出ています。年金は1%減額。3年後には2.5%減だそうですから、20万円ほどもらっている人は3年後には今より5000円減ると言うことでしょうか。

 一方最低賃金は若干引き上げ。全国平均で764円になるそうですが、引き上げ幅は15円。しかし率にすると2%。大きな上昇とも言えそうですが、これで毎日8時間。25日働いて152800円。年間で183万ぐらい。生活は苦しいだろうなと思います。

 一方すでに書いていますが、値上がりは牛乳、酒、輸入小麦、自動車の任意保険料、紙類だそうで、いずれも上昇率は数%。そして来年春に消費増税。

 先日の新聞では2012年の民間企業の平均給与は4676000円で1万円減だそうです。一方非正規雇用の平均給与は168万と書かれていますから、派遣という職種がいかに収入の面で不利かと言うことが良く分かります。(上記の最低賃金より少ないことに違和感がありますが、パートも含まれている影響かと思います)

 というわけで、だからどうだという結論はないのですが、現実に収入は減り負担は増えると言うことが見えているわけですから、それをなんとかしないといけないことは明白です。

 ちょうど10月に切り替わったので、9月の家計簿の集計を午前中に終え、それを少し参考にしながら、何を削るべきかを考えてみたいと思います。

 先ず外食や酒類も含めた食費(抜けているのは息子の昼食代ぐらい)が49700円。内訳ですが外食が9000円で今月は多いです。詳細を見たら、居酒屋さんに1回行って3000円散財しています。これが原因。しかし一ヶ月に1回だけだしなあという内なる声も聞こえます。

 酒類は5000円。焼酎1.8Lを2本で2600円ぐらい。あとはサッポロの麦とホップ350×6を4回購入して2400円という状況。居酒屋に行かない分、これもしょうがないよなあ、とまたしても内なる声。

 衣料品が11300円。私は何も買っていません。息子が塾のアルバイトをしたいと言い出し、職場ではスーツが必要とのことで、出世払いで購入。まあこれもしょうがない。しかし本来は必要ない金額です。

 雑貨類というか雑費が6700円。内訳は床屋さん(安いところでカットのみ1400円)、秋の家庭菜園向けの苗の購入2000円、映画を1回(シニア割引きで1000円)その他という感じです。

 あえて言えば節約対象は映画ぐらいでしょうか。それ以外は必要な物で、特に苗は成長すれば野菜購入費の節約につながりますので絶対必要です。

 交通費が15600円。主としてガソリン代。通勤以外に大磯まで1回だけ釣りに行っています。往復200kmで燃費が15km/L。従ってガソリン代が2000円。高速代が3000円ぐらい。これが大きかったように思います。もし行かなければ5000円ぐらい節約です。

 今月は光熱費が激減。電気ガス水道トータルで9600円。年間の月別平均額は15000円ぐらいです。通信費が18000円。大きいですね。しかし減らしようがないです。固定電話なんかいらないのではと思うこともありますが、まだ決断できません。医療費4000円。これも減らせません。

 合計約115000円。節約対象になった項目をすべて削れば10万円を切るかもしれませんが、それだと単に生活しているだけで、楽しみは全くない、と言うことになりそうです。

 しかし削れる部分が10000円前後あるということですから、年金減額2.5%には、節約でまだ何とか耐えられるということになります。ただしこの計算には諸物価高騰の影響が含まれていません。今後はこれが問題になりそうです。


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