平均物価上昇率は年5%

「テルマエ・ロマエ」のDVDを見て物価上昇を考察(2015.1.13)

 昨日久しぶりにツタヤさんでDVDを借りてきました。本当に見たかったものは2本ぐらい。しかし最近はレンタル料金も安くなって新作を含めて5枚で1000円ですから、つい余計なものまで借りてしまいます。

 我が家はDVD内臓のプロジェクターを買って、付属していたスクリーンをカーテンレールに引っ掛けて見ていますので、なまじの大画面テレビより画面は大きいです。

 またプロジェクターからの音声をコンポの入力端子に接続し、大きなスピーカーで聞いていますので、今流行のサラウンドまではいきませんが、低音もよく出て迫力もあります。これを夕食後部屋を暗くしてみているのですが、要するにプライベートシアター感覚です。

 で見たのが、「テルマエ・ロマエU」。最近海外旅行に行くことが多く、Tの方を飛行機内で見て、面白いなと思っていました。特に現代の生活と古代ローマの生活の比較が面白いです。

 もともと子ども時代からSF小説が好きで理系に進んだくらいですから、バック・トゥー・ザ・フューチャーやタイムラインといった映画は特に面白く感じます。

 というわけで映画を見終わって、やはりタイムスリップは面白い。もし自分だったらどの辺りの時代に行くかなと思い、そういえば物価だってずいぶん変わったなと連想が続き、中学生から高校生時代の物価を思い出しました。

 私が中学生のとき、床屋さんに行くと100円前後だったような気がします。ラーメン一杯が60円ぐらい?父親から言われてタバコを買いに行ったりしましたが、それが1箱40円ぐらい。今なら子どもには「おつかいだ」と言っても売ってくれないでしょうね。時代は寛容でした。

 何だか面白くなってきたので、さらに当時の物価をネットで調べて見ると、豆腐1丁10円。豆腐屋さんのラッパの音が懐かしいです。

 さらに銭湯が20円。公務員の初任給が1〜1.5万。

 というわけで、まあざっとですが、現在のだいたい10分の1ぐらいの物価です。ということは50年ぐらいで物価が約10倍になったということです。

 これを数学的に平均的に見ると、毎年約5%の物価上昇です。しかしここ20年ぐらい物価が停滞していたと考えると、それ以前の物価上昇がいかにすさまじかったのかと言えそうです。

 一方給料の方は当時の10倍以上になっていますから、まあわずかですが生活が向上したといえそうです。

 逆に今後20年間物価が5%ずつ上がり続けると、20年後の2035年の物価は今の約2.5倍。このインパクトはかなり大きい。 今400円のものが1000円ということになります。

 その間給料が3倍ぐらいになってくれれば生活は向上ということになりそうですが、2倍どまりだと困窮者が増えるという結論になりそうです。


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