毎月のように値上げ品目があります

7月からの値上げが厳しい(2015.6.30)

 自民党はマスコミ関係への圧力発言で批判を受け、安倍総理も陳謝に追い込まれていますが、当初はこんな大きな問題になるとは思っていなかったような印象があります。

 というのも谷垣幹事長さんの言動が、ずいぶん変化したなという印象を受けているからです。問題が分かった当時の谷垣さんは、言論の自由を唱えつつ、若干薄笑いを浮かべながらマスコミに対応していました。

 しかしここ数日該当する国会議員を呼んで青年局長を更迭、さらに発言該当者に厳重注意を行ったと、かなり真剣な顔つきで報告。事態の重大さをようやく認識したと思われます。

 とはいうものの、最初の薄笑いが私の記憶に鮮明に残っているので、要するに「しょうがないな。つまんないことしゃべるんじゃないよ」という気楽な対応から、「こりゃ何とかしないと大変なことになる」という認識に代わったのだと私は思っています。

 ただ、当の発言者たちの「誤解を与えたなら申し訳ない」と、まるで庶民が発言を聞いてその内容を誤解したかのような誤り方は理解できません。誤解を与えたのではなく、本音を言ってしまっただけで、誤解する余地はないと思います。

 この間の自民執行部のマスコミに対する要請みたいなものが、実は背景にあって、そういった雰囲気を敏感に感じ取った若手が言わなくても良いことを言ってしまった、というのが真相かなと思っています。

 ただ幸いなことに、ここのところまた少しNHKが、こういった流れを真面目にニュースとして取り上げるようになりましたので、少しほっとしています。

 さて、政治は政治で、庶民は明日の生活に気を使わないといけません。特に今回はあまり大きな話題になっていませんが、新聞の片隅に7月からの値上げ品目がでています。

 我が家に関係しそうなものは「ユニクロ」。今日あたり気に入った安いシャツを少し買ってこようかなと思っていますが、7月以降新製品が2割値上げだそうです。また「GU」も5%値上げ。

  さらに山崎製パン(ロイヤルブレッド、芳醇等)と敷島製パン(超熟食パンや菓子パン)を2〜5%値上げ。おかめ納豆や永谷園の茶漬け、ふりかけが5〜20%値上げ。

 チョコレートも原料または値上げ。 他にも小麦粉、パスタ。要するに125円近くになった円安の影響が表れ始めたと言うことです。当面、在庫があるうちは安い値段のものもあると思いますが、今後徐々に小売価格は上昇するはずです。

 当然ながら原価が上がっての値上げですから、すぐに外食産業にも波及するはずで、さらに家計は厳しくなってきました。

 我が家の場合は、ここのところ毎日のように家庭菜園で収穫した野菜を主にした料理を作り、食費のコストを減らしていますが、それにも限界があります。

 ギリシア問題で株価も下がり、投資もここのところ不調。さてどうしたもんか?ということですが、当然ながら名案は浮かばず、日々50円100円の節約を考えるしかありません。

 今日はこのあと昼を食べて床屋さんに行こうと思っていたのですが、千数百円という金額を考えると憂鬱です。


表紙に戻る 退職後の家計(2) 上半期の家計