怪我をしやすいシニアは災害にも注意

災害による怪我を避け、健康を維持(2014.7.8)

 台風は勢力を増しているようです。沖縄には特別警報も出ているようですが、今日の埼玉県は朝から青空が広がって気温がぐんぐん上昇しています。昨晩寝るときは、南西の空に三日月が見えていました。

 昨日は午後少しだけ家庭菜園の除草を行い、さらに庭に散乱している様々なガラクタの整理を行いました。

 関東に近づくのは、スピードが遅いので10日から11日ぐらいに伸びているようですが、さらに伸びれば週末にお出かけを予定していた人は悲惨なことになりそうです。

 すでに旧東名高速の一部では、高波のため通行止めが始まっているようです。新東名は流れていると思いますが、当然そちらに交通は集中。しかも台風接近が分かっていますから、物流会社は今週前半までの運搬を急ぐと思いますので、逆に交通事故が心配です。

 昨日は自然災害における家計費への負担増について考えていましたが、それ以外に自然災害に伴う自分自身の怪我等も予想できるなと今日は思っています。

 つまり強風、突風が吹いているときに外出せざるを得ず、そんな時飛来物にぶつかるとか、樹木や建物が倒れるとか、場合によっては交通事故といったことによる外傷もあり得るなということです。

 昨晩は、NHKが風速70m時の飛来物の怖さを実演していました。私の専門は物理ですから、数字の上では恐ろしいスピードだと思っていましたが、実際にビニール傘が槍のようにガラス窓を突き破る様子は衝撃的でした。

 もしあれがガラス窓でなく人間だったらと思うと背筋が寒くなります。

 というわけで、災害が発生しそうなときは、ともかく建物の中でじっとしているのが一番だなと思えます。

 今日の新聞には厚労省で入院中の食費の自己負担を200円引き上げて460円にする案の検討が始まったという記事が出ていました。これが決まると、災害時の骨折等で一ヶ月入院すれば、今までは食費の自己負担が260×30=7800円だったのが460×30=13800円に引き上げられることになります。

 まだ大学病院への入院も紹介状なしでは今後は負担が義務付けられそうですから、病気についてはともかく、おちおち怪我も出来ないということになりそうです。

 高額療養費制度である程度守られているとはいえ、怪我で痛い目にあって、支払いでも痛い目にあったのでは、いくら支払い能力があったとしても、気持ちが暗くなります。

 この入院制度については、厚労省は今後の高齢者増加の先手を打って、入院患者数を減らし、自宅療養者を増やすという意図があるように見ています。

 であるなら、先を予想して普段から少しでも健康を意識し、災害時に怪我をしないような努力をすることが、これからのシニアシニアには必須のことのように思えます。  
   
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