熊本地震で伊方原発が心配です(2016.4.25)
熊本の地震はなかなか落ち着かないようですが、少しずつ物資も補給されているようで良かったなと思っています。しかし今回の地震の震源地の分布を見ると、見事にメジアンライン上にのっています。
一方、今回4月14日の大きな地震は結果的に前震だったようですが、それよりも前にさらに兆候はなかったのかなと気になったので、少し調べてみました。
しかしヤフーの地震情報を見ると、東日本大震災の時も感じましたが、毎日どこかで地震が起きています。日本列島全体が常に小刻みに揺さぶられているんだなと改めて感じます。
あまり遡っても意味がないので、3月以降に熊本地方で起きていた地震を見てみると、3月10日に震度1、23日に震度1が2回、31日に震度1が1回、4月3日震度2、4月6日震度1、そして4月14日にいきなり震度7ですから、予知のしようがなさそうです。
これまでは、大きな地震が起きるときは、その数日前からその場所で小さな地震が頻発するという印象を持っていましたが、今回はそういった状況とは全く異なるようです。
しかしこれは怖い。つまり何の前触れもない状態で、いきなりガツンと言う地震が来るという事です。我が家の近くでは茨城県の南西部あたりで小さな地震がよく起きますが、エネルギーを小出しにしている分、大きな地震が起きないのかもしれないなという気もします。
とはいうものの、それは素人考えで、そもそもエネルギーがたまりやすいから地震が頻発しているのであって、いつなんどき大きな揺れが襲ってきてもおかしくはないような気もします。
今回の地震では、被災者の方も想定外の大きな地震だったと言われているようですが、全くその通りだったんだろうなと思っています。
という事は、いまや日本列島の上はどこも安心できないということにもなりそうで、まさに大きな地震に遭遇するかしないかは確率の問題だなと思えます。
そう思ったとき、改めてメジアンラインの延長線上にある伊方原発の存在が気になりました。場所を見ると、まさにメジアンラインの真上に建設されています。よくもまあこんな場所への建設が許可されたなと思います。
とはいうものの、そういったことを言い出したら、日本列島の上では、原発を建設できるような安定な地盤なんてほとんどないような気もします。
しかし個人レベルなら、想定外の地震で家が壊れたですみますが、原発の場合は「想定外の地震だったので放射線が漏れてしまいました」ではすまされないことは福島原発の事故で電力会社側も分かっているはずです。
にもかかわらず、どうやら四国電力は再稼働の方針を固めているようです。しかし今回の地震で、その風向きも少し変わるかもしれません。個人的には変わって欲しいなと思っています。
超大型台風が接近
災害への備え
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