外国人投資家さんの決算期?

日経平均は小反発で終了(2013.5.25)
 
 昨日の日経平均は結局乱高下の末128円高で終了。反発力は、いったんは大きく弾んだものの、その後の力は弱かったです。ということは今後の上昇もこれまでのような勢いは、あまり期待できないのかなとも思えます。

 しかしこれまで順調に上げてきただけに、二日間でいきなり1000円下がるのは一体何が原因かと考えてしまいます。色々な新聞記事やテレビ等のニュースを見て思ったことですが、一番大きな影響があったのは、「外国人投資家が決算期を迎えた」ということなのかなと思います。

 つまりいったん買値から上昇した株を売却して手元に現金を得るということだと思いますが、この主因があったところに、長期金利の上昇、急激な上昇への不安、等が重なりうねりが大きくなったのではないかと判断しています。

 ただ主因が外国人の決算期の売りであり、政府側からは今後も金融緩和を継続するというメッセージが出ている限り、6月に入れば元の流れに戻るのかなという気はしています。

 そういった流れを意識してか、今日の新聞の経済欄では、証券会社の方達が見通しを発表している記事が出ていましたが、一様に強気ですね。13500〜17000円を予測しているようです。

 しかし仮に17000円という、最も上がるという予測を採用したとすると、昨日の14612円からの差額は2400円弱。率にすると16%ぐらいの上昇です。

 つまり個々の銘柄の売買で利益を得ようとすると、ごく平均的に考えて、秋にかけて16%ぐらい上がる銘柄が多いかもしれないという予測です。

 当然これは225採用銘柄の平均値ですから、上がるものはその倍以上の30%ぐらい?そして中には今の価格より下がってしまうものもあるかもしれません。

 だから銘柄選びが大事だと言う方もいると思いますが、上がる銘柄が分かれば誰もが大金持ちです。

 私も一時期は決算の内容から次の決算を予測して、銘柄選びなんて事をやっていたこともありますが、その内この程度の情報量では、とてもプロの投資家には敵わないなと思えるようになりやめてしまいました。

 そうすると次の手段は多数の銘柄を所有することですが、零細投資家の資金力はタカが知れていますから、どうしても複数銘柄の投資をしたい場合は、投資信託を選ぶしかない、という考えに変わっていきました。(ミニ株投資もあるので、一時期やっていましたが、指し値が出来ないのが致命的で手数料が高すぎると感じました)

 というわけで、余計なことを書きましたが、来週も決算対策売りが続き、その後は復調すると予想できるなら絶好の買い場ですが、この下落の流れは止まらないと判断すれば売り場となります。

 どちらに転ぶかは、どちらの勢力が強いかによって決まります。つまり素人からプロまですべてを含めた投資家全体の意識が株価を決めると言うことですから、それを個人が予測するのは難しいなと感じています。


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