投資信託の決済で口座数を縮小

日経平均の幅続落(2013.6.4)
 
 今日は売却を決意した投資信託の決済日。昨日予想に反して?日経平均は少し上昇し、午前中に仕事に出かける前も堅調だったので、これなら午後も堅調かと思っていて仕事に行き、先ほど帰ってきて今株価を見たらなんと550円安。

 政治家がリップサービスをするような相場は過去にもありましたが、そうゆう時はだいたい相場に力強さが感じられないときです。

 今日の場合は、チャートを見ると午後から急落。その理由は円高と阿部総理の成長戦略が事前報道とほぼ同じだったからと言うもののようです。

 確かに10年後に所得が云々と言われてもピンと来ないし、薬のネット販売がどうたらと言われても、それで経済が著しく潤うとは思えません。

 「第三の矢」みたいな格好良い造語でここまで来ましたが、いよいよそれこそ矢折れ刀尽き状態になりつつあるようにも思います。

 相場は半年後の景気の指標だとも言われますが、であるなら年末は円安の影響で生活はさらに厳しくなっていると相場が予想しているのだと思います。

 しかしこのままズルズルと下がっていくと、自民党にとっては参院選への影響も大きいような気がします。

 その意味ではどこかで何らかのインパクトのある動きが出てくるのかもしれませんが、外国人投資家達が買いに回ってくれないと、大きな上昇は望めないはずです。

 一方このまま下がっていったとしても、野党の方は民主党がパットせず、維新が橋本さんの発言問題で揺れているため魅力的な政党が見えにくくなっていて、そうなると別段経済対策を無理に行わなくても自民党は安泰だみたいな余裕?があるのかもしれません。

 さらにさらにあまりに短時間で円安が進んだため、庶民への影響が大きくなり、このままではかえって反感を買うと考えて、多少円高になってもいいんじゃないのという姿勢で、円高を静観している感じもします。

 まあ何が本当なのかはさっぱり分かりませんし、いくら経済対策と口で叫んでみても、この半年で庶民に対して恩恵があったのは、投資をする余裕のある一部の人とボーナスが上がった人のみであって、そうでない人は指を加えて株価の上昇を見ているだけです。

 しかもそういった指を加えてみているしかない人達に対しては、円安のための物価上昇だけが響いています。そう考えると、これが日本経済の本格的な回復に繋がるのかなと懐疑的に思えてしまいます。

 さてさて明日以降どうなるのか?私自身は今回の上昇から下降への過程で、かつて積み立てていた「セゾン投信」の「グローバルバランスファンド」はすべて売却。

 今日決済されるのは、同じく早期退職前から積み立てていた「さわかみ投信」で、こちらも3分の2を売却しましたので、残りは3分の1。

 他にも過去に買い散らかした「ミニ投資株」等がまだ残っていますが、もともとミニ株ですから、投資額も少なく例え株価が2倍になってもたいした利益は得られません。

 それはそれとして、ここのところの株高の機会をとらえて売却に向かっているのは、もちろん多少なりとも利益が出たと言うのも大きな理由ですが、同時に私がこの世からいなくなったときに、息子が口座を管理しやすいようにしておかないといけないなと考えているからです。

 これは我が家の連れが、思いがけない若さでなくなったとき、その口座の相続にかなり面倒な手続を要したからです。

 連れの口座より私の口座数の方が多いので、手続は更に面倒になることが予想されます。、死亡届が提出された瞬間にすべての口座が相続の手続を終わるまで凍結されます。その際の煩雑な手続を少しでも軽減しようと考えているからです。


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