退職金の一部で運用すると
預貯金利率より良いようです

一時払い個人年金保険について(2013.7.8)
 
 読者の方から退職金の一部を使った個人年金とはどうゆうものですか?という質問を頂きました。そう言えばその詳細は書いたことがなかったなと気がつきましたので、自分の年金も含めて、改めてちょっと調べてみました。

 ただ私の場合はフルタイム時の職業が公立高校の教員で地方公務員という立場でしたから、民間の方の参考にならない可能性もあります。

 というわけで私の場合ですが、在職中から教職員を対象にした生協に加盟し、ここで扱っている医療保険や車の任意保険を利用していました。退職するまでは、この生協が個人的な年金共済を扱っていることは知らなかったです。

 ただ退職するという届け出をしたことにより、加入の勧誘パンフレットが送られてきました。そこには退職金の一定額を預けることにより、毎月一定額の年金を受けとることが出来るという説明が書かれていました。

 最初は、何だそれだったら自分で貯金をして、そこから毎月一定額を引き出せば自由度も高くて便利じゃないかと思ったのですが、パンフレットを良く読んでみると、メリットが二つあることが分かりました。

@ 通常の貯金よりも利率が良く、受取総額が大きくなる可能性がある

A 一定額が支給されるので、給料と同じ感覚で使うことが出来、無駄遣いが減る

というものです。受け取り方にも定額型、逓増型、前厚型という三種類があり、それぞれ期間も自由に設定できます。

 私の場合は早期退職なので、年金をもらえるまでの生活が苦しいだろうと判断し、期間は10年間で前厚型(最初が多くて、後は少ない)というものを選択しました。

 一方デメリットですが、

@ 大きな金額を預けてしまうと手持ち資金がなくなり、臨時の出費に家計が絶えられなくなる可能性がある

A 給料のような感覚で受け取ることが出来ますが、実際には資産が目減りしている

ということでしょうか。ただ早期退職の場合、資産は減るものの、毎月補助金が出るみたいな感覚で受け取ることが出来、生活していく上ではずいぶん役に立ったなと思っています。

 というわけですが、この制度についてもう少し詳しく知りたい方は、「一時払い個人年金保険」という語句で検索してみると良さそうです。

 今いくつか見てみましたが、会社によって運用益もかなり異なるようで、専門の比較サイトもあるみたいですね。当然利率の高い会社を選びたくなりますが、利率の高さだけに目を奪われると、何かで損をする可能性はあります。

 何で損をするかは分かりません。簡単に言ってしまえば、最近も問題になった「安愚楽牧場」のように倒産ということもあり得ますから、大金を預けるなら慎重になった方がよいはずです、場合によっては利率よりも信用をとるべきだと私は思っています。


表紙に戻る 投資一般 湯沢温泉の不動産物件