体が動かない高齢者の預金

本人以外が銀行で取引を行えるか(2014.4.21)

 朝方母親から電話があり、また体調でも悪くしたかと緊張しましたが、内容はお金の相談でした。昔預けた定期預金が満期になったたようで、その後の預け先をどうするか銀行から聞かれているということです。

 銀行としては、出来れば投資信託等に投資してもらい、手数料を稼ぎたいという気持ちがあるのだと思いますが、母親は私と同様(というか私が母親に似ているのだと思いますが)分からないもの、危険そうに思えるものには手を出したくないということで、面倒なので普通口座に預けたいといいます。

 それはそれでいいのですが、問題なのはその預け換えのために銀行まで行って手続きをするのが面倒というか、体力的に厳しいということです。

 たぶん行こうと思えば行けるのだと思いますが、その際の行員とのやり取りが面倒だという思いもあるのだと思います。というわけで、私にお金の移動をしてもらいたい、という依頼です。

 もちろん私としては依存はありませんが、別世帯として生活している私が、運転免許証ぐらいの証明書類で手続きを行うことが出来るものかどうかが良く分かりません。
 
 銀行のホームページでも確認しましたが、私自身の本人確認については運転免許証があればよさそうです。しかし勘ぐれば、私が母親の通帳と印鑑を勝手に持ち出して普通口座に移動し、その後私が勝手に使い込む、という状況も考えられます。

 銀行としては、そういった問題に頭を悩ましているわけで、その意味では母親の同意書みたいなものが必要かなとも思われます。

 この場合は母親の口座から私の口座への移動ではなく、母親の定期口座から普通口座への移動ですから、通常よりは問題が少ないと思えますが、それでも銀行から見れば息子とはいえ、疑い出したらきりがないようにも思います。

 ましてや私の職業等も聞かれ、うっかり「年金暮らしの無職です」なんて答えたら、お金目的の口座移動ではないかと勘ぐられてしまうようにも思います。

 さてどうなるか?一応事前に母親が取引銀行に電話を入れ話をしておくと言っていますが、この後実際に銀行に出向いて確かめてみるつもりです。

 我が家の母親は年金暮らしですから大金は持っていないように思いますが、今後そういったお金の口座移動についても少しずつ考えておかないといけない年齢になったことを、本人も意識し始めたようです。

 同時に私も、旅行好きですから旅行先で何が起きるか分からないと考えると、息子の口座に少しずつ税金がかからない範囲で資産を移しておく必要があるなと感じています。

 結果については、明日報告したいと思います。


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