まとまったお金を有効活用?

年末ジャンボ宝くじが発売されています(2014.12.12)

 その昔、今から40数年前、良くパチンコやさんに行っていました。すでに私の進路志望は理系を選んでいましたが、当然パチンコで遊んでいても、儲け以外に出玉率やパチンコ玉の動きが気になります。

 昔のパチンコは、特定の穴にはいるとチューリップが開いてさらに入りやすくなるという単純なもので、今のようにデジタルで出玉管理を行うような時代ではありませんでした。

 だからこそ、釘の配置や曲がり具合、玉の流れと言ったものに関心が集まり、天釘は上向きが良いとか、当然開いている方がよいとか、乾燥した日より湿気のある日の方が、玉が落ち着いて落ちるので入りやすいとか、まあいろいろな科学的考察?をして通ったことを覚えています。

 さらに1本の釘に真上から玉が落ちてきてぶつかったとき、それが右にはじかれるのか、左にはじかれるのか、というのは、確率の問題だと言うことも分かってきて、当然ながら長期間同じ条件で行えばその確率は五分五分になるものの、短期間では揺らぎが生じて6対4とかになってしまう場合もあるということが分かってきました。

 その後パチンコにはスリーセブン機が導入され、ギャンブルや射幸心を煽るような形に突き進んだため、少額の資金で楽しんでいた私は、徐々に足が離れていきました。

 それと同じ頃、パチンコ雑誌には確率変動というような言葉が見受けられるようになり、なるほど確かにパチンコは確率統計で考えるギャンブルなんだなと再認識。

 ということは店側が儲からないとパチンコ店は経営できないわけですから、客側は損する確率が高くなるように設計されている遊戯機械だということも認識。

 つまり一時的に大儲けすることはあっても、それを半永久的、持続的に維持することは難しいということがわかり、もう20年以上玉をはじいた経験はありません。

 その後、このブログにも書きましたが、宝くじについても考察し、やはりこれも期待値が半分程度(つまり1000万投資して500万儲かる程度)と言うことが分かり、年末ジャンボもサマージャンボも買わなくなりました。

 要するに1万円で買っても、その価値は5000円しかない、と言うのが宝くじの平均的なリターンだということです。それでも、「もしかしたら・・・」という期待はありますから、テレビ等のコマーシャルを見ていると、「買いたいな」と思うこともあります。

 (実際我が家の母親は1回だけ100万円が当たったことがあり、目を疑い手が震えたと言っていました)

 そういった気持ちを見透かすかのように、今まさに年末ジャンボ宝くじが販売されています。1等賞金はなんと5億円だそうで、すさまじい金額だなと思われます。

 先日は公務員の方にボーナスが出たそうで、年金暮らしから見ると羨ましい限りですが、株や為替が乱高下する中で、宝くじを購入する方も多いと思います。

 しかし理屈っぽい言い方ですが、リターンは半分以下のギャンブルです。それを承知で買わないとお金の効率的な消費は難しいだろうなと思われます。(でも買いたい気持ちは私も持っています。また私のように海外旅行でお金を消費するよりも、そのお金で宝くじを買ったほうが良い、と判断する人もいるかもしれません)


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