新たな体験を期待して

昨日からバンコク入り、いろいろ考えています(2015.1.31)

 昨日からバンコクに来ています。昨年12月に来たばっかりですから、別段目新しいものもなく、空港から市街に至る道の景色も、なんだかいつもの通勤風景を眺めているような印象でした。

 一時期私は海釣りに凝っていたことがあって、週末は必ず湘南海岸や伊豆、新潟に行き、船釣り、浜から投げ釣り、防波堤から小物釣りを楽しんでいました。

 このときも、月に数回行くのが当たり前でしたから、年間で20回ぐらい?車で行っていたので、車窓の風景は通勤しているのと変わらない印象で、どの車線が一番早く進むかと言うことも、地元の人以上に知っていたような気がします。

 何故にそんなに通ったのかと振り返ってみると、年齢的には35歳から40代までですが、もちろん釣りが面白かったこともありますが、やはり仕事のストレスが大きかったように思えます。

 仕事が忙しい、休む暇がない、土日も出張だ、なんてことが続くと、その代休があると「ともかく日帰りでも良いから海を見て竿を振りたい」という一念がありました。

 当然ながら、釣り以外でも、この頃はよく関東近県にドライブにも行っています。要するに車を吹っ飛ばし(と言っても制限速度は守りますが)、そのスピード感を楽しみ、現地で釣りをして、さらに観光をして、美味しいものを食べ、温泉に入る、というようなことです。

 当時はそれがごく普通の生活だと思っていましたが、フルタイムの仕事を終え、改めて当時のことを振り返ってみると、「出かけたい」(何か仕事以外のことをしたい)という欲求は、仕事のストレスを解消する手段だったんだなとあらためて感じます。

 何故かと言えば、早期退職以後、こういった「何が何でも海に行きたい。旅行に行きたい」という欲求が不思議なくらい消えてしまったからです。

 代わりに芽生えたのが、このお気楽な環境を生かして、これまで体験したことがない、もっと面白いことを見たり聞いたりしたいという気持ちです。

 そんなときたまたま出くわしたのがバンコクという都市です。もちろん、それまでハワイ旅行を楽しんでいましたが、バンコクにはハワイとは全く違う時間や価値観が流れています。

 というわけで、ストレス解消ではなく、純粋に旅を楽しめるようになったんだと自分の気持ちを分析。幸いなことに、無理をしなければ、年間数回の旅行はなんとかなる金銭的な落ち着きも得られたので、残っているのは私自身の「遊びに行きたい」という気力と体力だけです。

 そんな背景が、今回のバンコク旅行実現の裏にあるのかなと思っています。ここのところ気にしているのは「悩むぐらいな実行あるのみ。やって後悔するより、やらずに後悔する方が情けない」という感覚でしょうか。 


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