希望調査で異動希望「有」に丸を付ける

異動希望調査で退職希望を伝える(2012.6.18)
  
 夏休み中に自分の退職金や年金額の目安が分かり、家計簿から年間の生活費も算出でき、その両者を付き合わせて、経済的にはもちこたえそうだという見通しがもてました。

 ただしその間資産は1000万近く減少。一方で働いていれば3年間で千数百万の収入があります。この差は大きいなあと思いつつ、それでも自分の健康状態を考えると、早期退職の方が良いのではないかと思っている内に9月になりました。

 9月の中旬に、来年度の人事異動に向けての1回目の意向調査があります。(締め切りは下旬)ここで意志表明をすると、それに基づいて管理職(校長)との面談があり、そこで細かい話し合いをすることになります。

 調査の内容は、「退職希望の有無」を選択し、退職希望が無い場合は異動に関する希望を書きます。(ただしなかなか希望通りにはいかないのが現状です)退職希望がある場合は、「有」として、当然それ以外の希望は書きません。

 いくら迷っていても、ここで希望を書かないとその先が決まりませんので、退職希望の「有」か「無」のどちらに丸を付けるか、さすがに悩みました。

 その間、実家の母親に「もしかすると・・・」と打ち明けたところ、「しょうがないけど、その後どうするんだ・・・」という話になり、やはり世間体が・・・と言うことを言外に含んでいるなと感じました。

 同僚にも、それとなく冗談めかして話し始めました。「もうそろそろ限界なので、来年は皆さん頑張ってください・・・」なんていう感じです。

 かねてより察していた人もいれば、「まさかそんな」と驚く人もいました。もし抜けたら仕事は誰が引き継ぐの?と学校の仕事を心配する人もいましたし、私自身の健康を案じてくれる人もいました。

 結局周りの反応だけでは結論が出ませんでしたが、6分4分で早期退職の意向を固めていましたので、思い切って「有」に丸を付けて提出しました。

 実はここで「有」としても、その後の話し合い等で意志が変わる場合もあるので、最終決定は12月の初旬となります。つまり二ヶ月ほど熟慮できる期間があるわけです。そのことも考慮して、意志表明ははなるべく早くした方が、管理職としても対応しやすいだろうと判断しました。

 実際の書類提出ですが、すぐに「有」に丸をつけるのには抵抗があったので、その他の記載部分をすべて記入し、9月下旬の締めきり間際まで、丸をつけずに机の引き出しに入れておきました。


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