退職後の生活費はフルタイム時に較べて減るのではないかと予想してました。というのも、例えば退職後に仕事に行かないとすれば交通費が減ることに気がついたからです。
もちろん、もしパート(非常勤講師)の仕事があれば、その交通費は必要になりますが、出かける頻度は減るはずですからやはり総額は減るはずです。(職場までの距離も考えないといけませんが、あまり気にしてもしょうがないです)
そう考えると、生活パターンの違いが他の経費にも現れてくるのではないかと気がつきました。そこで食費はどうだろうかと考えてみました。
フルタイムで仕事をしていたときは、帰りにスーパーによって食材を調達していましたが、当然おかず等を作るのに時間はそれほどかけられませんから、できあい品が多くなります。1品200円という惣菜を、私と息子の分と考えて2〜3品買えば、それだけで500〜800円ぐらいになります。
同じ物を自分で作れば、味はともかくもっと食費を抑えられるはずです。
また朝の新聞にはスーパーのチラシが多数入っていますが、それをじっくり眺めて、今日はこれが安いからここに買いに行こう、というような余裕もありません。
つまりフルタイムの場合、多少割り高であろうと、夕方仕事帰りに寄る事が出来る限られたスーパーで、その食品が他のスーパーに較べて安いか高いかを検討する時間もなく、必要だから買うという形態にならざるを得ません。
しかし早期退職後時間が出来れば、食材を工夫してセール品を購入し、さらに多少の調理は出来ますので、料理の工夫をすれば食材のコストは下がるはずです。
また、退職前は気がついていませんでしたが、フルタイム時に感じていたストレスが減少し、アルコールの量が減り、その結果アルコール代も減りました。
さらに衣料品もフルタイム勤務時はそれなりの恰好をしなくてはいけませんので、必要に応じてこれも割高なYシャツ等を買ったりしていましたが、チラシ等を活用したり、そもそもそれほど買いそろえる必要性もなくなったので、衣料品代も減少。
一方家にいる時間が増えますので、電気代等はアップするのかなと退職前は予想していました。しかし色々な無駄な電気を省いて節約に努めた結果、電気代も下がりました。
比較してみると一目瞭然ですが、仕事をする、と言うことは、お金もたくさん稼げますが、それだけ経費もかかっていたということが分かりました。だいたいの概略ですが、比較すると以下のようになります。税金等は抜いてあります。
現在の数値は、退職後1年半が経過した今(2011年10月ぐらい)の数値ですので、退職直後よりさらに経費は減っています。
項目 | フルタイム時 | 現在(週3日勤務) |
食費(外食やアルコール代含む) | 90000 | 55000 |
衣料品 | 10000 | 3000 |
雑貨 | 15000 | 10000 |
交通費 | 20000 | 10000 |
光熱費 | 20000 | 15000 |
通信費 | 15000 | 15000 |
医療費 | 7000 | 5000 |
レジャー | 30000 | 10000 |
教育費 | (中学校)20000 | (私立高校)40000 |
計 | 227000 | 163000 |
年間支出 | 2724000 | 1956000 |