4月からの新しい生活に向けて

息子の精神的独立と自分自身の生活観(2013.3.29)

 今日は朝から息子が大学新入生向けの基礎学力確認テストを受けに行きました。昨日もちょっとした説明会がありましたが、高校に行くよりもはるかに通学時間が長くなりましたので、かなり疲れるようです。

 まあこの時期は特に神経を使うことも多いでしょうからやむを得ない部分もあると思いますが、私の方はなるべく口を出さずに見守るだけにしています。

 見ていると、なんだか時間の使い方がお粗末でとろいように見えてしょうがないので、つい焦って「こうやりゃいいんだよ」と口を出したくなることがいくつもあるのですが、そこをグッとこらえて、「自分で体験しないと分からないだろうから」と私自身に言い聞かせ、何も言わないようにしています。

 幸いなことに都心の複雑な地下鉄の駅も、ヤフー等で事前に行き方を調べて乗っているようですが、昨日は池袋から丸ノ内線と有楽町線を乗り間違えそうになったと言っていました。

 大人でも初めて都心に出た人は迷う地下鉄ですからやむを得ないと思っていますし、「分からなかったら誰かに聞け」と伝えてあり、実際駅員さんに聞いてなんとか無事到着したみたいです。

 高校生ぐらいまでは、子育てと称して、生活規律とか社会規範を主に教えていくのが親の務めかなと思っていますが、大学生になったら、あとは社会的な経験を如何に積ませ、人とのコミュニケーションをどのように高めていくのかということを教えるのが親の役目かなと思っています。(もちろん側面からの資金援助も必要ですが)

 子が親から離れていくことは寂しい反面、それだけ逞しくなったということで、それを許容できる度量が親にも必要なんだろうなと思っています。

 これは私自身が30数年間高校生を相手に授業をして、また保護者面談等で親の考え方を聞いてきたため、自然にそのような考えをするようになったと思っています。(子離れ出来ない親が結構いるように思えます)

 というわけで、息子の方は疲れはするものの新しいステージに向かって順調に進んでいます。

 私の方は、非常勤講師の仕事が4月の10日前後から始まりますので、目下その準備中です。といってもたいした準備は必要もなく、先日は勤務校の先生と授業レベル等の打ち合わせを行い、一部の書類を提出してきました。今日もこれから出かける予定です。

 一方季節は春に向かい、節約と健康維持のために利用してる家庭菜園の準備をはじめています。冬場の間ほとんど手を入れていなかった畑の除草をようやくほとんど終え、先日はジャガイモを植えました。

 昨日は農協で買ってきた、ブロッコリー、レタス、水菜等を移植。今日はプランターに枝豆を撒いて苗作りの予定です。

 暖かくなってきたので、冬物を片付けながら自宅の掃除もしなくてはならず、午前中にこういったブログを書き、午後に出かけたり畑の世話をしていると、あっと言う間に夕方になります。

 夕食時にちょっとアルコールを飲んで、夕飯後はネットサーフィンを楽しんでいるとすぐに就寝時間。仕事はないのに1日がものすごい速さで動いているような気がします。

 ある意味充実した生活を送っているのだろうと思っています。


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