服装で野暮ったくならないように

シニアのファッションを意識(2016.6.14)

 私が住んでいるのは埼玉県の関越道沿いの片田舎です。すぐ近くを清流として有名な高麗川が流れています。朝や夕方、この河川敷を歩くのが、健康法の一つだと思っています。

 今日も日が長くなったせいか、朝5時半に目が覚めてしまったので、朝食前に一回り。約4000歩を歩いて帰宅。このぐらい歩くと、朝食時にはそこそこ腹も減り、食べるものがおいしく感じられます。

 ウォーキング中多数の人と遭います。私はウォーキング中に野鳥や昆虫を撮影するのが楽しみなのでデジカメを持って歩いていますが、今の時期は樹木が生い茂り、冬場によく見かけた野鳥を追いかけるおじさんたちは見かけません。

 代わりに多いのが、耳にイヤホーンを入れて黙々と歩くおじさんたち。私と同年代かそれ以上の人たちが多いです。イヤホーンで何を聞いているのかは不明ですが、それでも多くの人はすれ違いざまに「おはようございます」と挨拶を交わします。

 しかし中にはすれ違う時も全く視線を合わせず、無言のまま通り過ぎる人もいます。こういった人たちは現役時代もあまり職場で挨拶を交わさなかったのかなと、ちょっと残念に思います。

 それはそれとして、最近意識しているのが服装。今日の私は、上は藤色のポロシャツ。下は通常のユニクロで買った薄茶色の細身のズボンを履いています。まあ要するに、ウォーキングというトレーニングではなく、単なる街歩きという意識です。

 一方、すれ違うおじさんたちの服装は、いわゆるトレーニングウェアに近いものが多いのですが、70歳前後の年齢という事を意識しているのか、地味なものが多いです。若者に言わせれば「ダサい」という事になりそうです。

 私はバンコク旅行をするようになって、それまでいわゆる服装に関してかなり無頓着だったのですが、ホテルの従業員や飲み歩きをする場所の店員さんが、服装を見て客の格を判断していると感じることが多くなり、ファッション音痴を多少自慢するようにしていたそれまでの意識を変えました。

 つまり年齢に見合った、多少は見栄えのする格好を意識するようになったという事です。ただ、それまで服装は、清潔なものを着ていれば十分と考え、格好よくしようという意識は全くなかったですし、服装にお金をかけようという意識は今でもほとんどないので、そう簡単には変わりません。

 ただ意識するとしないとでは明らかに違いますね。普段の生活の中で、同年代のおじさんが着ている衣服を意識するようになりました。

 埼玉の片田舎ですから、「格好良い」と思える人はほとんどいないのですが、それが反面反省材料になります。おしゃれというところまではいかないにせよ、品のある服装は大事だなと感じています。

 ちなみに今は亡き妻に言わせると、私のは顔そのものが地味なんだから多少服装は派手にしてよい、という事でした。それが正しいのかどうかは不明ですが、たまにはちょっと派手なものを着てみたいと最近思うようになっています。


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