努力しないでネタ探し?

テレビのニュースはネットの焼き直し?(2016.7.26)

 今日は5時過ぎに起きました。毎日休みですが、加齢に伴って特に夏場は早く目が覚めてしまいます。体内時計が日の出を感知しているのではと思います。

 折角なので、早朝ウォーキングの準備をしながらテレビをつけると、知的障害のある方たちが暮らしている施設で刃物を持った男が暴れ、多数の死傷者という信じられないニュースをやっていました。

 その後犯人は自分から警察に出頭。以前この施設で働いていたことがある若者のようですが、薬物反応が出たり、以前から奇妙な行動をとっていた人物のようです。

 それにしても何十人もの人が傷つけられているのを何故誰も止められなかったのか?狂乱状態で手が付けられなかったという事でしょうか?戦後最悪レベルの事件だと思いますが、秋葉原の通り魔事件を思い出しました。

 一方ポケモンgoが大流行のようで、マスコミは変な場所に侵入したとか、事故が起きたというニュースを流していますが、その取り上げ方が妙に大げさだなと感じます。

 マスコミが宣伝しているようなもんだなと思いつつニュースを見ていましたが、自転車同士がぶつかるとか、間違って変な場所に迷い込むなんて言う話は、別にポケモンgoというゲームでなくても日常的に起きているはずです。

 確率的に考えても1000人がゲームを楽しめば、そのうちの何人かは画面に夢中になって事故を起こす確率は存在します。今さら歩きスマホはやめようとか、運転中のスマホは危険(法律で禁止されているはずですが)なんてことを偉そうにコメントしてもしょうがないだろうという気がします。

 そういった問題も含めて、最近のニュースはなんだか無難な話題が多くなったなと感じています。つまり誰もが賛同するような無難で、なおかつ分かり易い話題のみを取り上げているという事です。

 さらにそういったネタ?も、独自取材ではなく、ネットからの画像を引用したり、ツイッターの話題を取り上げたりという事が多く、場当たり的なニュースが多いようにも感じます。

 極めつけはユーチューブ等からの画像を使って面白そう、かわいい、びっくりといった話題を提供したりして何とか時間を稼いでいる雰囲気があります。

 夕食時(いつもニュースを流しています)に一緒にテレビを見ていた息子に言わせると、「なんだネットの話題ばっかりじゃん」という事でした。

 バラエティ番組を見ると似たようなお笑いタレントが毎日毎日飽きもせず他人を馬鹿にして大口を開けて笑っています。それを見て一緒になって笑っている人も多いんだろうなとは思いますが、最近は私はもちろんですが息子も見る気がしないと言っています。

 4Kだの5Kだのといったテレビ自体の技術革新は進んでいるようですが、肝心の中身がこれでは、人口減少とともに視聴者数はどんどん下がっていくだろうなと思います。

 先日巨泉さんがなくなりましたが、テレビの黄金期とも言えたあの頃のゴールデンタイムの視聴者数は、ネット等もなかった影響が大きいかもしれませんが、およそ9000万人というデータがありました。

 それが2014年現在は8000万人だそうです。ゴールデンタイムがこの数字ですから、日中の時間帯の視聴者数はさらに減少しているはずです。

 最近は高齢の母親もテレビはほとんど見ていないようです。「馬鹿馬鹿しい」と言っていました。テレビ関係者の奮起をお願いしたいと思います。


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