消極的な消費になっている?

福袋を買う人、買わない人(2017.1.2)

 明けましておめでとうございます。昨年はいろいろな方からコメントを頂き、パートナーがいない身の上としてはひじょうにありがたく思っています。

 さて年明けの元旦は日曜日という事で更新をお休みしました。その代わりではありませんが、我が家から歩いて5分ほどのところにある、このあたりでは有名な小さな神社に初詣に行ってきました。

 マイナーな神社ですから参拝客は皆無かと思っていましたが、私が参拝している間にも次から次へと初詣の人が来ていました。ちなみに初詣は神社でもお寺でもいいみたいですね。

 神社のお参りの仕方はよく分からないのですが、まあ雰囲気でお参りをして賽銭も少し。祈る方は、今年は特に自身の健康運を強くお願いしました。

 帰宅して、今度は近所のショッピングモールへ行ってみました。車は大混雑でしたが、まあ何とか空きを見つけて駐車。建物内に入ると「今なら30%引き」「セール50%引き」「これからタイムセール」という絶叫調のアナウンスがありこちで聞こえ、購買意欲をかきたてます。

 しかし定価3万円のものを1.5万で販売されても、私の買い物の価値観からすると高すぎるなあという感じです。定価が5千円でそれが3千円になるという事なら買ったかもしれません。まあそれだけ私の値段感覚と世間一般の値段がずれているという事だと思います。

 ただ解せないのは販売する側は50%引きにしても利益があるという事ですから、定価で売った場合、その利益はいったいいくらなのかを考えると、まあ普段ついている値札はかなりいい加減なものだなという気がします。

 一方買う側としては、私も以前経験がありますが、定価の値札が2万円円とついていて、それが1万円の福袋の中に入っていれば、これは得したという感覚になります。

 ただし得したという感覚と、欲しいものが手に入ったという感覚は異なると思います。福袋の場合は「得した」という感覚が楽しみで買う人が多いのだと思います。

 私は最近欲しいものを手に入れるために買うという事を心がけていますので、販売者側の都合で適当に組み合わされた商品は割高だと思っています。

 つまり10800円のお金があったら、自分が欲しいと思ったものを1月か2月のシーズンの終わりの安くなった頃に1点買いするということです。

 とはいうものの、福袋の中身を見るのは楽しいですね。今日も実は近くのデパートに行き、余っている福袋を見てきました。「こりゃいいや」と思ったフランネルのシャツが入っているものもありました。

 しかしそれにコート等がついて10800円という値段設定になっているので諦めました。余計なものは買いたくないというのが本音です。

 ちょっとだけ悔しかったので、その恨み?を食材売り場でおいしいものを買って晴らそうと思ったのですが、カニや牛肉をいざ買おうとしても、2000円3000円という値段を見ると、なかなか手が出ません。

 結局鶏のもも肉とおいしそうな干物を買って終わり。なんだか節約というか日々小さなお金の単位でやりくりすることが当たり前になってしまい、1種類で1000円を越すようなものは滅多に買わなくなりました。

 日本のあちこちで私のような思考法をする人が少しずつ増えて、誰もが節約若しくは多額の出費をしないように心掛けているのかなと思います。

 しかしそういう人が増えると、日本の消費経済はなかなか回復しないんでしょうね。私もこんなしみったれたブログばっかり書いていないで、もっと消費を煽るような内容を書かなくてはいけないのかもしれません。  


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