スーパーの心理学

2017.3.24

 先ほど今日の買い物から帰ってきました。家の中から外を見たら暖かそうな天気でしたが、外に出ると風が強く、しかも空気も冷たい。浮かれた気分が吹っ飛びました。

 今日は車に乗って先ず向かったのが眼鏡屋さん。このところまた度が進んだようで、日ごろ掛け慣れている眼鏡でテレビを見ると妙に見にくい。食事をしながらテレビを見ると、字がほとんど読めません。

 老眼がどんどん進行しているのかなと思えますが、これでは運転も危ないと判断し、眼鏡を作り直すかと思い、先ずは近所の眼鏡屋さんをネットで調べてリサーチ。

 チェーン店が3〜4店あるのですが、一番懇意にしていたメガネスーパーさんが地元の店から撤退。従業員さんの応対がよく、眼鏡そのものの質も悪くないと思っていただけに残念です。

 というわけで、今日はネットで調べた「眼鏡市場」というお店を訪問。駐車場に車を停めたとき、中から同年代の初老のお客さんが出てきて、それを可愛らしい従業員のお姉さんが見送っています。

 「へえ〜、そこまでやるんだ」と思いつつ、店内へ。「今日は商品を見るだけです」と伝えて、示された場所の眼鏡の値段を見ると、一番安くて17000円ぐらい。

 度がどんどん進んでいるので、どうせまた買い替えだろうと思っています。従って、そんなに高いものは無駄だろうと思っているので、なるべく安いものが良いわけですが、ちょっと予算的にきついなと思います。

 一通り見て特に欲しいものも安いものもなかったので店を出ました。来週はもう少し遠くの、安いらしい「Jins」という店に行ってみようと思っていますが、こちらはどうやら若者向けの店のようなので、果たしてシニア向きの商品があるかどうか。

 しかしネットで見ると一番安い商品は5000円となっています。レンズ代が含まれているのかどうかは不明ですが、予算的には助かるので、とりあえず行ってみるしかないと思って今日は終了。

 続いてその足でスーパーへ。いつものように大勢の主婦に交じってプラスチックの買い物かごを持って店内へ。ちなみにカートが常備されていますが滅多に使いません。

 カートを使うときは、油や牛乳、しょうゆといった液体物や米を買うときに使います。そうでない場合、あまりに便利なのでついついカートの中にあれこれ放り込んでしまうなと思っています。

 こういったところにもスーパー側の戦略が隠されていると思っています。ちなみにスーパーの入り口付近はだいたい野菜売り場が多くあり、肉や魚は奥の方にあります。

 奥の方にあったほうが冷蔵庫等の関係で管理がしやすいからだと思いますが、それ以外にも、肉や魚を買うために奥の方までお客さんに来てもらいたいという意図があるようです。

 さらに私もよく書いていますが、肉や魚売り場の棚の上の方に、肉や魚を使った料理補助製品がさりげなく置いてあります。要するに豚肉を買うと、豚バラ炒めというパックが目に入ったり、ぶりを買うとぶり大根というパックが目に入るという事です。

 そうやってともかく店内をくまなく見てもらい、なんとなく安そうなものがあったら買ってもらうというのがスーパーの戦略だと思っているので、消費者としてはこれに対抗して、買うものを最初から決めてそれだけを買う事に徹すればよいという事になりそうです。

 ちなみにスーパーの心理学、というような語句で検索すると、こういった人間心理の応用バージョンがいろいろ解説されています。普段の買い物パターンを思い浮かべながら読んでみると「なるほどなあ」と納得します。

 しかし納得しているだけではだめで、それを逆手にとって家計の節約に努めないと主夫のプロにはなれそうもないです。ちなみにスーパーに入るとすぐに買い物かごを持つ人も多いと思いますが、私は何も持たずに入ることも多いです。

 どうしても欲しいものがあったら、最近は途中に籠が置いてあることも多いのでそれを使います。もし途中に籠が置いてないようなら、そのスーパーはあまりお客さんに親切ではないなと判断するようにしています。 


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