日本の家電は付加機能が多すぎる

2019.7.31

  一晩中エアコンをかけて6時半に起床。そのままストレッチをして、終了したところでエアコンをオフ。寝室のドアを開けて外に出たらすでに室温は30℃近くになっている感じでびっくり。

 急いでリビングに降りると、2階よりは少し気温が低い感じ。しかしリビングの温度計を見るとすでに室温は29℃で、「これじゃあ朝食を食べる気にならん」と思ったので、エアコンをオン。

 エアコンの冷却効果を上げるために、カーテンは閉めっきりにしていますが、当然部屋は薄暗い。その結果新聞も読みにくい。かといって照明をつけると、電気代がもったいない。

 つまらない部分でつい節約を意識してしまいます。朝食はパン。これに昨晩食べた刺身の残り。「パンには合わないな」と思いましたが、消費期限は昨日中なので、早く食べたほうが良いだろうと判断しました。
 
 なんだか変な組み合わせの朝食だなと思いましたが、まあしょうがない。食後にリンゴを1個食べて朝食終了。息子の出勤を見送って1日が開始となりますが、暑すぎてリビングを出るのが辛い。

 というわけで、エアコンをかけたまま、今もそうですがリビングのノートパソコンでブログの更新作業。デスクトップのある部屋の室温はすでに30℃を越えています。
 
 11時ごろ一段落したので、午前中の株価をチェックすると、今日も下落気味。ただ持ち株のミネベアが、ようやく買値をほんの少し上回ったので、もうそろそろ売却してもいいだろう」と判断。

 一応取引値より少し上の値で指値をして、いったんネットから離れます。しかしノートパソコンをシャットダウンしても、暑すぎて何もする気が起きません。

 というわけで、先日図書館から借りてきた本で読書。分厚い新書版の「餓狼伝」の第2巻を読み終わって昼食。おかずは昨晩作った唐揚げの残りと冷蔵庫内にあったエボダイの干物。

 食べ終わってショッピングバッグをもって、とんでもなく暑い大気の中をかいくぐって車へ。エアコンを入れて向かったのがケーズデンキ。

 エアコンの買い替えの相談です。「リビング用の10畳ぐらいの規格のエアコンを探しているんだ」と伝えると、「今ならこれが安いですよ」と教えられたのがPanasonicのエオリアという機種。

 しかし値段を見ると18.8万。それでも「今だけかなり安くなっています。元の値段は20万を越しています」ということでした。とはいえいくら「今なら安い」と言われても、年金暮らしでは、とてつもなく高い機種に感じられます。

 さらに、展示されている他の機種を見ると、同じ10畳ぐらいのエアコンでも10万以下のものもあります。「もっと安いものもあるじゃない」と言うと、係員さんは「消費電力が違うので、長い目で見ると安いはず」と言います。

 確かに年間の経費を見ると、最初のエオリアは年間2.1万ぐらいなのに対して、安い機種は2.7万ぐらいと表示されています。それをそのまま考えれば、10年ぐらいでその差はなくなります。

 ましてや安いものはすべて保証が5年で、上記のエオリアは保証が10年ですから、安心感も違います。とはいえ、エオリアはいろいろ話を聞いていると様々な付加機能をつけて高くなっている部分もあるようです。

 逆に言えば、付加機能をつければつけるほど故障の確率も高くなるわけで、「シンプルな機能で十分なんだけど」と言うと、「そんなエアコンはメーカーも作りたがりません」ということでした。

 まあ要するに日本の電気製品は、ともかくあれこれと付加機能を付けて値段を上げているというのが実態のようで、これはどんな電気製品にも共通しているなと感じます。
 
 私は旅行が好きでハワイにもよく行くのですが、ハワイのコンドミニアムに置いてある炊飯器は、ともかく炊くだけという機能のものが多いです。

 冷蔵庫もどでかいものが置いてありますが、冷えるだけというものが多く、日本の冷蔵庫のように様々な機能を持ったものは少ないです。

 それを見ているので、必要もない機能をつけて、値段を吊り上げ、高機能になった反面壊れやすい製品を作っているのではという疑いを晴らすことができません。



川瀬七緒さんの「テーラー伊三郎」


退職後の生活(5)


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