押し買いの顛末

2021.4.5

 今日も6時半に起床。リビングでラジオ体操とストレッチを行い、朝食はご飯。おかずは先日楽天市場で買ったカレイの干物がメイン。味噌汁を飲んで、食後にバナナを1本。

 息子の出勤を見送って、いつものように各種ブログの更新作業。11時ごろ一段落したので実家へ。押し買いの顛末ですが、金曜日に母親がフリーダイヤルからの電話をうっかり取り上げてしまい、その際の話で仕舞いこんであった和服を売るという約束をしたみたい。

 母親は気軽な気持ちで、玄関先で数分話をして、その場で何がしかのお金をもらえれば十分と考えたみたいですが、その時の話の内容では、ブランドバッグや貴金属類の買取も行っていると、先方から言ってきたみたい。

 それを聞いて、すぐにそれは「押し買い」という、不用品買い取りという口実で、実際には高齢者が保有している貴金属やブランド品を格安で買い取って転売して儲ける業者であるとすぐに分かりましたので、その方法について詳細に説明。

 実際にその業者さんが来たら、様々な会話で、ともかく「何らかの貴金属等を買い取ってもらわないと帰らないよ」と教えて、ようやく実情が分かったみたい。

 実際どんな人が担当者として現れるのかは分かりませんが、90歳にもなる高齢者に対して、いろいろ玄関先でごねて居座り続けられたら、最後は面倒になってつい貴金属を渡してしまう高齢者も多いはず。
 
 ネットでの体験談を見ると、買い取る物品の査定に時間をかけるとか、しつこく貴金属類を求めるということが行われているみたいです。

 今回はたまたま私がその話を聞いてストップをかけましたが、現実の世の中では根負けして様々なものを買いたたかれて買われてしまったけど、高齢者故泣き寝入りするしかないと考える人も多いように思います。

 というわけで、先ず連絡先だと教えてきた携帯の電話に電話をしましたが、誰も出ません。というわけで、母親にキャンセルのメッセージを入れてもらうようにしました。
 
 翌日の土曜日、私はネットで「押し買いの手口」が丁寧に解説されているページを印刷し、実家へ持参。その日の午後、先方の業者さんから連絡が入ったようで、「すでにキャンセルのメッセージを入れましたよ」と母親が応対。

 業者側は、それでも最初はなんとか言い訳を言って誤魔化そうとしたようですが、ともかく最後まで「会う約束はしません。和服は売りません」と強く主張したようで、何とか一件落着。

 それでも最初に約束した日時は今日の午前中だったので、場合によっては「キャンセルの連絡は受けていない」としらばっくれて突然業者側が現れるのではと心配だったので、とりあえず窓や玄関の施錠をしっかり行い、室内で待機してもらうことに。

 幸いに業者側は現れなかったようで、一件落着。もし誰かが現れたら、車で駆け付けて私が説得しないといけないなと思っていましたが、そこまで悪徳の業者ではなかったみたい。

 しかし、こういったことが縁になって、母親の自宅の電話番号が他の業者にも漏れてしまったら、今後他の業者からターゲットになる可能性もありそうです。

 何とも早や世知辛い世の中になったもんです。防衛するためには、やはり普段利用しない電話番号からの着信は出てはいけないということを徹底するしかないと思っています。





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