自宅で使っている電器製品の使用電流

東京電力の値上げ申請の内容(2012.5.12)
 
 東電の電気料金値上げの詳細が新聞記事に出ていましたので、早速我が家の値上げがいくらぐらいになるのか計算してみました。

 電気料金というのは、契約電流による基本料金+使用料金という体系になっています。契約電流は30Aとか40Aとかですが、家の中のどこかにあるブレーカーにその数字が書かれています。

 我が家は東日本大震災以来、節電のため契約電流を40Aから30Aに契約を下げましたが、この1年エアコンを使っても、特にブレーカーが落ちることはありませんでしたので、これまでの契約でずいぶん損していたなと思えました。

 では自宅でどのくらい瞬間的に電気を使うのかというと、それぞれの電気器具に書かれている使用電力を見ればいいわけです。600Wと書かれていたら、100Vの電圧で割り算をして、6A(アンペア)と言うことになります。

 同時に電気器具を多数使うとこの電流が大きくなり、契約電流を越すとブレーカーが落ちます。基本的には熱を発するもの、ドライヤー、電気ポット、炊飯器、電子レンジ、トースター、アイロン、電気ストーブ等が大きな値8〜15A程度になります。

 エアコンは電流が一杯流れるというイメージがありますが、部屋を冷やすまたは温める過程では大きな電流を使いますが、一定温度になると使用電流は大きく減ります。

 従って、冬場の朝、「寒い〜!」とか言いながら、エアコンを暖房運転にして、待ちきれずに電気ストーブをつけ、炊飯器でご飯を炊き、ドライヤーを使い、暗いので照明を全部つけ、テレビを見て、ついでに天気がいいから洗濯もやっちゃおう、なんて考えると電流の値は跳ね上がり、ブレーカーがダウンということもあります。

 こういったことを考えると、新たに電器製品を買うときは、使用電力についても良く検討した方がいいということがよく分かります。

 現在の我が家で、一番電気を使っているのは冷蔵庫かなと思っています。1997年頃に買った380Lという、大きめの冷蔵庫で、ネットで型番を入力して調べると、使用電力は60Wですから電流は0.6Aぐらいです。

 電流そのものは小さいので、冷蔵庫が常時動いていてもブレーカーが落ちると言うことはありませんが、24時間動いているので、使用電力(電流ではなく)は大きくなります。

 今回の東電の値上げは、この使用電力が算出基準になっています。ではどうやってそれを計算するかと言うことですが、それは明日まとめるとして、手っ取り早いのは電気料金の領収証を見ることです。ここに月当たりの使用電力が出ています。  


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