消費電力の計算方法と節約

消費電力の計算と我が家の実情(2012.5.13)
 
 契約電流は、一度にたくさんの電流を使わないようにするという意味と、万が一配線がショートしたときに過大な電流が流れても瞬時にブレーカーが落ちて、火災等を起こさない、という二つの役割があると解釈しています。

 次に使用電力ですが、この計算は(電力)×(時間)という計算で求められます。この電力は(実際に流れている電流)×(電圧)という計算で求めることも出来ます。

 昨日紹介した我が家の冷蔵庫の場合、使用電力は60Wのようですから、これが24時間平均的に使われている電力だとすると(実際には冷やそうとしてモーターが動いている場合とそうでない場合があります)、一ヶ月の使用電力は60×24×30=43200(Wh)となります。

 電気料金の計算は(kWh)という単位になりますので、1(kWh)=1000(W)で換算すると、これは43.2(kWh)に相当します。

 同様に600(W)の炊飯器を1日1時間使うと、600×1×30=18000(Wh)となり、これは18(kWh)に相当します。

 朝晩に利用する照明は、部屋数や蛍光灯の本数にも寄りますが、例えば200(W)で7時間ぐらい使うとすると、200×7×30=42000(Wh)ですから、42(kWh)となります。

 これだけで約100(kWh)になりますので、照明をLEDに変えると節電効果が大きいと言うことになります。

 これ以外に我が家ではテレビの視聴時間は1日1時間程度しかありませんが、私と息子がそれぞれデスクトップパソコンを持っていて、それが二人で1日延べ8時間ぐらいの利用時間になると思います。

 デスクトップのパソコン1台の消費電力は、モデム等も合わせると250W程度ではないかと思われますので、
250×8×30=60000(Wh)となり、これは60(kWh)に相当しますから、一番電気を使っていることになります。

 これ以外にもトースターや電子レンジ、洗濯機、掃除機、ドライヤー、等があり、現状の我が家では、一番低いときが200(kWh)ぐらい。今年の冬のように寒いときは300(kWh)が使用電力になっています。

 まだまだ多いなと思っていますが、かつては400〜700(kWh)を消費していましたから、ほぼ半減したことになりますが、節電効果が現れた理由は、24時間風呂の廃止、食器洗い機の廃止、パンを焼くとき電子レンジのオーブン機能を使わずトースターを購入して短時間で焼くようにしたこと、照明の本数を減らしたこと、待機電力をスイッチ付きコンセントにして減らしたこと、電気スタンドを液晶スタンドにしたこと、等が考えられます。


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