地元の業者を選定する

 さてではいったいどこの業者にお願いするか。これが問題です。折角変更しても、またすぐ料金が上がってしまったんでは困ります。また安い分利便性が悪くなっても嫌です。

 どうしたもんかと考えていたとき、ふと実家もプロパンを使っていることを思い出しました。実家は直線距離で1.5kmぐらいのところで、地域的に業者さんも共通しているはずだと考え、早速電話を入れ確かめてみました。

 すると、「昔から懇意にしているガス屋さんだ」と、その業者名を教えてくれましたので、早速その業者のサイトと連絡先を探し、電話をしてみました。

 電話口で、これまでの経過を説明し、「お宅の料金体系について説明を聞きたいんですが」と申し出ると、すぐに自宅に来てくれ、私が持っていた領収証等を見て、一言「これは高いですね」と言います。

 その場で料金体系表みたいなものを見せてくれました。本来は企業秘密に属する物のようです。それを見るとやはり月々同じ使用量で利用料金が1000〜1500円高くなっています。

 その程度の金額ならたいしたことないと思われる方がいるかもしれませんが、もともとそんなにたくさんガスは使っていませんので、ガス料金そのものが4000〜9000円の範囲でした。その内の1000円〜1500円と考えれば、割合としてかなり大きいことが分かってもらえると思います。

 ちなみに、実は公共料金の領収書は比較的真面目に保管してあって、それを暇なときエクセルでまとめていました。所々抜けていますがだいたい使用量は5m3から20m3ぐらいです。

 そこで仮に10m3前後使ったときの料金で変化があった部分の年度だけを取り出して推移を見てみると、以下のようになります。

年月 使用量 料金 備考
1997年12月 10.0 5250 新築2年目ぐらいで、最初の業者です
2003年11月 10.0 4598 これが2番目の安くなると売り込んだ業者の最初の頃
2004年5月 10.7 4806 まだ同じ料金体系だと思います
2005年7月 9.2 4649 この辺から変化の兆しがあります
2006年7月 10.4 5897 値上がりしています
2008年2月 10.5 7411 2年間で約1500円アップ
2009年4月 10.0 6494 2003年に較べて2000円アップ
2011年11月 10.1 5548 これが新しく変更した業者です

 まあこの間、元のガスの値段そのものも変化しているとは思うのですが、2005年から2008年にかけて急に上がっているのは、どうも意図的であると判断せざるを得ません。

 2010年に3番目の地元の業者さんと無事契約しましたが、直前の料金を比較すると明らかに安くなっています。月1000円の節約などたいしたことないかもしれませんが、様々な場所で節約を積み重ねることによって、生活費は大きく改善します。


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