プロパンガスと都市ガスの料金を比較

都市ガスの配管工事が行われています(2012.6.4)

 1週間ほど前から我が家の近くで都市ガスの配管工事が行われています。今このブログを書いているときも、50m程離れた場所で作業をしている音が聞こえます。土曜日は我が家の前でも行われていましたので、大変うるさい思いをしました。

 工事にあたっては、業者さんが「しばらくうるさくなります」と言ってちゃんと挨拶に来ましたので、そのこと自体に文句を言うつもりはありません。

 問題は、今現在我が家はプロパンなのですが、これを新しくできた都市ガスに代えたとすると、コストはどうなるのかという事です。

 先ず都市ガスとプロパンの熱量ですが、これはどうやらプロパンの方が2倍ぐらい大きいようです。つまり同じお湯を沸かすのに、都市ガスの方が理論上は2倍の量が必要で、時間も2倍かかることになります。

 ただし都市ガスの供給元では、そういったことも考慮してガスの圧力を調整しているようなので、実際に湧かすための時間はそれほど変わりません。その代わり、都市ガスの方が消費が余計になる、ということです。

 この熱効率の違いをまったく無視して、単純に都市ガスとプロパンガスの値段を比較するために、我が家に現在プロパンを供給しているガス屋さんの値段と、今後供給されることになる都市ガス屋さんの値段を比較してみました。

 今年の3月は12m3の使用で約6000円でした。これを都市ガスにして、そのままm12m3使ったとすると約3000円で済みます。半分です。

 しかし熱効率がプロパンは都市ガスより2倍あると考えると、都市ガス使用量は24m3になります。この時の料金は4800円。ここまで利用しても都市ガスの方が安い事になります。

 ではそれなら都市ガスにするかと考えてしまうのですが、問題は道路下に敷設された配管から我が家のガス管までの工事費と、都市ガスによって使えなくなるガス設備、給湯設備をどうするかということになります。

 当然瓦斯の種類が変更になれば、設備も変更しないといけません。そこでこれらの費用がいくらになるか調べてみると、概算で10万円ぐらいであることが分かりました。

 一方プロパンと都市ガスの月々の差額はせいぜい大きくても1500円ぐらいだと思いますので、この10万円が埋まるためにどのくらいの期間かかるかというと100000÷1500=66.6(月)、すなわち5年半ちょっとかかる計算です。

 だいぶ先の長い話なので、本当にそれでいいのか、と言う部分で疑問が残ったため、今回工事に伴って変更はどうですか、という話もあったのですが、あっさりと断ってしまいました。しかし今はちょっと迷っています。


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