なんでわざわざ登録する必要があるのか

スマートメーターの登録は面倒(2015.1.28)
 
 昨日の新聞だったでしょうか。「電力6社 3月値上げ」という見出しが出ていました。サブタイトルは「円安で燃料価格上昇」とも書かれています。

 「えっ?それはないだろう」と思って内容を読んでみると、円安で液化天然ガスの輸入価格が上昇したためと書かれています。さらに原油価格は急落しているが、その恩恵は円安で打ち消されたとなっていますが、実に不思議だなと感じました。

 というのも、先ず原油価格の急落は、今も継続して続いていて、1週間ぐらいごとにガソリン代が安くなっているという実体があります。

 私の好きな海外旅行でも、いわゆるサーチャージと呼ばれる原油価格に相当する特別料金は2月から値下がりします。今の状況なら4月になったらもっと下がるのではないかと私は期待しています。

 航空会社の燃料も円安の打撃を受けているはずですが、競争のためか、価格は下がるのに、電力会社は上がるという理屈がどうにも理解できません。

 しかも円安でと書かれていますが、確かに突然の大規模禁輸緩和以来急激に円安は進んだものの、ここのところはドルの為替レートは120円弱で落ち着いています

 そういった視点で見ると、「本当に電力会社は営業努力をしているのか?」とつい疑問を投げかけたくなります。新聞では標準家庭で2月より80円の値上げとなっていますが、これで3カ月連続とも書かれています。

 一方、二ヶ月ほど前だったでしょうか。東電関係の子会社の方が突然我が家に現れて、「電気のメーターを交換することになりました」と伝え、以前の真ん中で輪っかがぐるぐる回っている電力計から、黒塗りの数字だけのボックスに変更しました。

 交換をしてくれた人に「何が変わったんですか?こんな連絡受けていませんが」と聞くと、「私も良く分かりません。会社から言われたとおりのことをやっているだけです」と困った表情で返されてしまい、ここでもやっぱり「なんか変だな?」という疑問詞が頭に浮かびました。

 まあそれでも工事は短時間で終了。その後は数字が見えるだけですが、別に電気を使用することに支障はなさそう。しかし何のための交換なのかさっぱり分からないままに一ヶ月ほど過ぎて突然東電から葉書。

 家庭用の電力計がスマートメーターになったあなたにお得な情報、なんてことが書かれていたので、ようやく「あ〜やっぱりこれがスマートメーターだったんだ」と納得しましたが、どうも会社からの誠意を感じない。

 さらに葉書の中にお得になるための手続きが書かれていたので、インターネットでやろうと思い、指定されたアドレスにたどり着き入力。

 しかし名前も契約住所もお客様番号も葉書に書かれているのに、入力を初めてみると、同じような内容をひたすら入力し続けねばならず、15分ほどやってさらに続くことが分かり諦めました。

 と同時に「何でこんな面倒なことを顧客にやらせるのか」という疑問が浮かび、だとしたら原発事故で補償をしてもらう場合、この100倍ぐらいの手続きが必要だったんだろうなあと憶測。

 東電という会社の、「我々が電気を送っているんだから、言うとおりにしろ」という高飛車な態度を感じてしまいました。残念です。


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