食費の節約

 これは正直言って難しいです。何十年もスーパーに通っているような専業主婦の皆さんとは違い、俄専業主夫ですから、その工夫には限度があります。

 特に困るのは夕食。私の連れが入院中だった頃は私もフルタイムの勤務だったので、早退できた時を除いて、どんなに早くても仕事の終了は夕方5時前後です。

 職場までは車で30分程度だったので、帰りがけにスーパーに寄ります。そうするとそこでまた時間が必要ですから、家に着くのは6時。それから夕食の準備といっても、出来ることはタカが知れています。

 結局電子レンジでちょっと温めて、そのままで食べることが出来る惣菜、パックを開いてそのまま皿に並べる刺身、納豆、豆腐、サラダといったものが中心になってしまいます。

 もちろん、お弁当屋さんやスーパーで弁当を買うという方法もありますが、弁当はコストを押さえている分、材料に余りよい物を使っていないのではないかという疑いを持っていました。

 また弁当の類は、どうしても揚げ物系が多くなるので、栄養が片寄るなあと考えていました。特に私はともかく、育ち盛りの息子にとっては、弁当は良くないだろうという判断です。

 とうわけで、出来上がっている惣菜に加えて、せめて何か1品と考えて、例えば肉を焼いたり魚を焼いたり野菜を炒めたりしていましたが、煮るとか蒸すといった、手数がかかる物はほとんど作れませんでした。

 その意味ではどうしても食費の額が大きくなりがちです。過去の家計簿を見ると外食や私のアルコール代と合わせて一ヶ月の食費が8万から10万ぐらいかかっています。

 それが現在は私のアルコール代、息子の昼食や弁当代、私の昼食代をすべてあわせて6万円以内に収まっています。もちろんまだ多いじゃないかという意見もあるかもしれませんが、ひと頃に較べると3分の2ぐらいに減っていますので、その努力は認めてもらえるのではないかと思います。

 では一体どんなことが節約につながっているのか。これについて、少し意識していることをまとめてみようかなと思います。先ずここでは、それらを箇条書きに書き出してみます。

1.料理のレパートリーを増やす。

2.家庭菜園で作っている野菜を使う。

3.なるべくこまめにスーパーに行き、すべての食材を使い切る

4・早い時間帯に行き、前日の余りや賞味期限が近い物を安く買う。

5・すぐに必要のない物は極力買わない。

6.いずれ必要になるもので、保存が効き、たまたま安売りしているものは少し多めに買い、ストック
する。

7.各商品の標準的な値段の相場を覚える

8.保存の効くものは、小さな物で買わず、大きなもので買う。

9.肉類以外で、1品が400円を超えるような物は、購入を慎重に検討する。

10.スーパーによって安い品物に特徴があることを把握した。

11.冷凍食品は絶対に定価では買わない。

12.作ったおかずは食べきる。 

13.外食の回数を減らす。

14.昼食で飲食店を使う場合は、多くても800円を上限とする。

等々を心がけています。 


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