ランチ代節約の生活実態

働く若者のランチ代が522.5円に減少(2014.9.14)

  すでに他のブログでも話題になっているようですが、先日のニュースで、「働く若手のランチ代 522.5円」という衝撃的な見出しの記事が新聞に出ていました。

 第一生命保険の調査だそうですが、20〜30歳代で働いている方のランチ代だそうです。しかもこの額は2011年の548.3円を下回ったということで、消費増税の影響が強いと同社は分析しているそうです。

 その昔、私が教員になった頃(要するに20代から30代)は土曜は半日授業でしたので、同僚の教員とお昼を食べによく出かけました。そのときの記憶ですが、600〜800円ぐらいのものを食べていたと思います。

  しかし当時はまさにバブル真っ只中。若者の間でも収入格差は大きく、特に民間企業に較べて公務員の給料は著しく制限され、「なかなか給料が上がらないなあ。思い切って株式投資でもやってみるかあ」とぼやきながら昼を食べていたことを思い出します。

 その後バブルが崩壊し、民間企業は立ち直りに大きな努力を強いられることになり、就業形態も派遣やパート労働が激増。収入の少ない人が増えた関係?で、物が売れなくなりデフレに突入

 その間に企業は工場の海外移転が進み、いつの間にか日本の国内の製造業が減り、サービス業がやたら増えるという産業構造に変わった気がします。

 その間、公務員の方は、法改正の遅れもあり、それまで貰っていた給料をいきなり減額するわけにもいかず、徐々に減らそうとした結果、公務員は貰いすぎ、という非難も多くなったような気がしています。

 いずれにしても、民間も公務員も徐々に収入が減らされ、それと共に物の価格も下がってきたわけですが、ここにきて、アベノミクスというよく分からないスローガンの下に、金融緩和と増税が同時に行われ、それまで何とか家計を維持できていた人たちを直撃。

 いわゆる弱者と呼ばれる人たちと、若者がその被害を大きく受け、それがランチ代に反映されているのかという気もします。

 私も午前中に非常勤講師の仕事があるときは、帰りがけに外食をしたりしていますが、目標は600円以内。うどんやそば、ラーメンといったものは、栄養の偏りや食材の質を無視すれば、なんとかこの金額以内で食べられます。

 また牛丼もその範疇に入りますが、肉とわずかな玉ネギにご飯だけという内容を考えて、最近は食べなくなりました。またコンビニやスーパーの弁当も便利ですが、中身を見ると幕の内弁当あたりを除くと、やはり揚げ物が多くなり、これもあまり食べません。

 それでもたまには奮発するぞと思って、平日90円の回り寿司なんかに行って、7皿ぐらい食べたりすることもありますが、明らかに感じるのは上記の店と客層が違うこと。

 さらに言えば、いわゆるファミリーレストランも、一見安いように見えるランチが飲み物等をつけることによって妙に高くなり、またランチのおかずは偏っているなと感じたので、これも利用しなくなりました。

 ランチ代というのは、若者の問題だけでなく、年金生活者にとっても大きな問題だなと思い、年金生活者のランチ代という語句でネットで検索してみましたが、実態は分かりませんでした。

 ちなみに私が自宅で昼食を自分で作って食べるときは、その食材費用を最大300円と見積もっています。もちろん前日の余り物で済ますこともあり、その場合は基本的に0円と考えています。
 
 新聞紙上では、来年の消費増税は規定路線であるという自民党の動きが鮮明になってきました。であるなら、なおさら副収入の道を早期に探さないといけないようです。


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