銀行カードローンの利用について

2017.7.10

 いやはや暑い毎日が続いています。今日も7時半に起きたのですが、暑いのでウォーキングは中止。朝食後は旅行ブログを書いて株式チェック。

 今日は久しぶりに持ち株すべてが順調に値上がり。とはいうものの、そもそも買い値を割り込んでいましたから、上がったとはいえ実質的には損している状態です。

 しかしこうなると急にやる気が出て、猛暑だから飲料メーカーが上がるのではとか、ヒアリが出没して殺虫剤メーカーはどうなんだろうかと、いろいろ連想しています。

 しかしこれまでの株式投資の経験から考えると、そういったことに気が付くころには、将来を見据えて株式投資をしている他の人がすでに該当銘柄を買って上昇するのを待っているのかなということがわかってきました。

 まあしかし頭の体操にはなりますね。この銘柄はどうしてこんな値動きをするんだろうと考えていると、信用取引の仕組みや原理についても思いをはせることになります。

 というわけで、午前中はそれで終了。ちょっと早めの買い物へ。帰宅すると、部屋は30度を越していたので、それ以後はエアコンのあるリビングで過ごしています。

 さて、経済雑誌やネットの家計相談を見ていると、実に様々な境遇の人がいて、本当に皆さん苦労しているんだなと感じることが多いです。

 ただ一方で、相談内容によっては、どうしてこの人はこんなに家計が苦しいのに車を持っているんだろう?とかスマホの高い通信代を払っているんだろう?と不思議に思うことも多いです。

 あれも必要、これも必要と考えていけば、支出は際限がなくなり、どこまで行っても生活は楽にならず、苦しい状態が継続します。要するに自分の生活にとって本当に必要なものは何かということをきちんと考えていない場合が多いのだと思います。

 家計の相談をする、というのはそういった状態に何とか終止符を打ちたいと思っているのだと思いますが、では相談して解決するのかといえば、相談したことで満足してしまうという場合もあるのではないでしょうか?

 そんなことをつい考えてしまうのですが、「こりゃ大変な事態が進行しているな」と思ったのが、マイナス金利の導入で、一番被害をこうむっている銀行が新たな貸出先を求めて、カードローンを強化しているという記事を読んだ時です。

 銀行は預金によってお金を集め、そのお金を必要な企業に貸し出して、利ザヤを得るというのが基本的な利益パターンです。ところが、景気は上向いていると政府は言っていますが企業への貸し出しが伸びないようです。

 つまり利ザヤを稼ごうにも誰も借りてくれないということで、しょうがないので個人の住宅ローンの貸し出しに力が入っています。しかしそれだけでは持っているお金の有効活用はできないので、いよいよ個人への一般的な貸し付けに力を入れ始めたようです。

 驚いたのは、私も口座を持っている楽天銀行が設定しているカードローンですが、金利が年1.9〜14.5%で貸し出しの最高額はなんと800万円です。

 一般の人が住宅ローン以外で100万を超すお金を借りる必要はどこにあるのか?結婚資金、旅行資金、車の購入等々が思い浮かびますが、それはローンを組んでまで用意する必要があるのかと考えてしまいます。

 現金がないんだからしょうがないと考える場合もあると思いますが、現金がないなら使わない方法を考えるというのが普通の発想です。

 それでもどうしても必要なら利用せざるを得ないと思うのですが、仮に100万円を金利2%、返済期間5年で計算すると、月々の返済額は17500円ぐらいで、総返済額は105万ぐらいになります。

 まあこれなら返済も可能かもという気もしますが、金利が10%程度だと返済額は21200円ぐらいになり、総返済額は127万円を越します。

 ここまでくると、どう考えても返済額が大きすぎるという感覚になりますので、カードローンの利用は金利について十分研究しないといけないことになります。


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