病気がちの人でも入れる保険

高血圧は医療保険に加入できない?(2013.5.26)
 

 昨日からの続きです。先ほど県民共済のほうに電話をして病気に関する告知事項について質問してみました。結果はあっさりと、「高血圧の薬を継続的に服用している場合は不可」ということでした。

 治療を終えて5年経過していればOKとのことですが、高血圧の降圧剤は一度服用を始めたら半永久的に飲まざるを得ないことが多いわけですから、事実上こういった保険への加入は不可となります。

 逆に言えば、そういった健康に関する問題がまったくない人だけを対象にした保険と言うことで、だとすれば、掛け金が安い理由も分かるような気がします。

 つまり健康である人だけが入れる保険ならば、医療機関にかかる人も少ないわけで、保険金請求も少ないので、掛け金が安くなるということだと思います。

 一方では、健康告知をせずに加入したらどうなるか?もちろん入院時に保険請求は出来ますが、請求者の調査の段階で、加入時に通院治療を行っていたということが分かれば、告知義務違反となり保険金は支払われないと言うことになりそうです。

 常々感じていることですが、保険と言いながら、実は病気がちの人には加入できないという冷たい制度だなと思います。もともと共済の保険に加入したときも、そういった告知がネックになり民間の保険を諦めた経緯があります。

 しかし昨日も書いたように、最近は病気がちの人でも入れる保険というのがあるそうですから、一応これについて調べてみました。

 すると、確かに降圧剤を服用していても入れる保険がいくつかありました。代表的なのは「オリックス生命」「アクサ生命」辺りでしょうか。

 「なるほど」と思い、とりあえずコマーシャルでもよく名前を聞く「アクサ生命」について調べてみると、確かに告知事項については、今の私の状況でも問題なさそうです。

 「そうかこれならよさそうだ」と思ってさらに詳細を見ていくと、入院給付金5000円コースというのがあって、私はこれまで4000円という共済保険に加入していましたので、比較できるなと思い調べてみると、61歳の一ヶ月の掛け金は6114円。年間で73368円と結構大きな金額になります。

 一方、これまで加入していた共済の掛け金を1日5000円と言う値に直して換算すると、月額は5360円で年額は61350円。つまり大幅アップしたとはいえ、民間の保険やさんの料金より従来の共済のほうが安くなっていることが判明。

 「なるほどなあ、これだったら今の共済の口数を減らして1日3000円ぐらいの補償にして、掛け金を減らすそうか(その場合月額は約3200円で年額は36810円となります)と悩んでいますが、それにしても本当に61歳からこういった医療保険が必要なのかどうか、改めて考えて見る必要があるなとも思えます。
 
 特に実際の入院費用は高額療養費制度との絡みもあります。安心のためにお金を払うことは、精神的にも良いことだと思いますが、年金暮らしになり、収入が少なくなったとき果たして医療保険加入はどの程度必要なのか、慎重に検討する必要がありそうです。
  

表紙に戻る 税金・保険 高額療養費制度と医療保険