私立高等学校等
父母負担軽減事業補助金

 私が早期退職をして非常勤講師で生活をするようになった年に、息子は私立の高等学校に入学。入学金やら授業料、制服、体操着、靴等で大変な出費を強いられましたが、当面なんとか退職金で乗り切りました。

 その後6月になり、息子が通う私立高校から父母負担軽減事業補助金の概要についての通知が配布されました。

 補助対象者は@県内在住、A私立高校に通学、B一定の所得以下の方という三つの条件があり、我が家の現状はいずれにも該当します。

 ただしBの一定の所得以下という部分が実は面倒で、この場合の所得とは前年度のものになります。上に書いたように私は息子の高校入学と同時に退職していますので、前年度の収入はフルタイムの物であり、現状の収入は少ない物の、前年度の額では該当しません。

 そこで学校に直接電話をして聞いてみたところ、家計が本当に急減したかどうかが分かるのはその年の12月以降であり、まだ手続きできないと言うことでした。

 そこで、翌年の1月になって源泉徴収票をもらった段階でようやく申請。そこから先はまた長い待ち時間がありましたが、新しい学年の4月の下旬になって、ようやく決定通知書が来ました。

 ただ待っていた甲斐があって、その額は想像していたより多かったので、少しほっとしました。たぶん入学金等に対しても補助がついたのだと思います。

 さらに、今年2011年の6月にも再び補助金のプリントが学校から送られてきましたので、今度は非常勤講師のみの収入と言うことですぐに申請。9月ぐらいに認められれ、相応の額が振り込まれました。

 実は2011年は、児童扶養手当も申請し、これも認められましたので、かなり家計的には助かっています。

 こういった制度は、子供がきちんとプリントを持ち帰って親に見せてくれないと申請時期を逃すことがあります。

 高校までの子供さんを持っていて、家計急変や死別、離婚という変動がある場合で、収入のやりくりが厳しい場合は、勤め先、子供の学校、市町村の担当者に相談すると良いと思います。  

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