天気予報と洗濯

 連れが存命だった頃、朝起きるといつも天気を気にしていました。天候に関わらず必ず出勤しなければならない私は、「そんなにしょっちゅう気にしてもしょうがないだろう」と思っていましたが、主夫の立場になってみて天候を気にしなくてはいけない理由がよく分かりました。

 一番大きいのは洗濯。もう一つが買い物ですね。まあ買い物については車がありますから雨が降っていても多少濡れることを覚悟すれば、必要な物を買ってくることは出来ます。

 しかし洗濯になるとそうはいきません。やはり太陽が出るのかでないのか、出るとしたら1日中なのか半日なのか、ということを予想した上で洗濯を行わなくてはいけません。

 梅雨時などは、たった1日の晴れ間を逃すと、それこそ洗濯物が山のように貯まることすらあります。生前そういった配慮をあまりしなかったかもしれないな、と連れを失ってから反省しました。(時すでに遅しですが)

 というわけで、今日は天気が良さそうだとか、天気予報では1日中晴れると出ていれば、「よし洗濯するぞ」と気合いが入ります。

 しかし雨が続くと大変です。仕事はしなくてはならない。食事の用意も必要だ。合間を縫って洗濯をするわけですが、ちっとも乾かない。しかも洗濯をできる時間は限られています。

 結局ちっとも乾かない衣類が一部屋を占領します。仕事で出かけたときに限って急に晴れたりするものですから、ますますがっくり。

 洗濯などいつでも出来るじゃないかと思っていましたが、いつも乾いてくれるとは限らないのが面倒なところです。こうゆうときは、多くの方が時間的余裕がもっとあったらなあ、と思うのではないでしょうか。

 肝心の洗濯ですが、結婚当初は二層式の洗濯機を使っていました。これは機能を分けた方が故障が少ないだろうし、脱水能力も大きいだろうと判断したからですが、もちろん価格的に折り合わなかったことも一因です。

 しかし子供が出来て洗濯物が増えれば自動洗濯機がやはり便利です。まだフルタイムで勤務中に突然連れが病気で入院した訳ですが、その時はすでに全自動に変わっていましたのでずいぶん助かりました。

 次の日が晴れだという予報が出れば、夜のうちに洗濯。朝出がけに急いで干すという作業をやります。仕事が終われば洗濯物の取り込み。冬なんかは、すでに寒くなっていて、折角太陽熱で暖かく乾いた衣類が、氷のように冷たくなっている事もありました。

 しかしそのぐらいならまだ我慢できます。不愉快なのは、天気予報は晴れだったのに、仕事中に雨が降り出すこと。忙しい最中におこなった洗濯に要した時間がすべて無駄骨になるわけで、あらためて天気予報をきちんと聞かないといけないな、と思うようになりました。

 ついでながら洗剤ですが、当初は粉の洗剤も使っていたこともありますが、今は液体の洗剤を使っています。生協で「おおぞら」という製品を買っていますが、使用量もはっきり分かるし、冷たい水でもちゃんと洗えているようです。

  

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