本当に必要なものだけを求める生活

今年を振り返って、来年への抱負を考える(2014.12.31)

 29日の夜に帰国し、昨日はたまっていた洗濯物の処理や空っぽになっていた冷蔵庫への食材の補給、お土産を実家へ持って行くこと、旅行記のまとめ等であっという間に1日が終了。

 年賀状は旅行に行く前に作成し発送済みなので、とりあえずお正月を迎える体制は整いつつありますが、残っているのは大掃除。本来なら昨日までに済ませておかなくてはいけないのですが、旅行前に出来たのは洗面所周りの掃除のみ。

 今日はいろいろな不要物のまとめも含めて、天気も良さそうなので午後は掃除や片付けをしようと思っています。

 毎度毎度感じることですが、いつの間にか増えてしまった不用品が周囲に溢れています。これから使う予定があるものならいいのですが、過去にちょこっと使って、その後なんとなくそのままになって放置されている物品がいかに多いか。

 こういった本来の生活にほとんど必要のなかった物の購入費用を考えると、その総額は相当な金額になり、もしこういったものを購入していなければ、年金補完の資金になっただろうなあとつくづく感じます。

 節約派の私としては、購入当初は「これが絶対に必要だ」と思って買っているわけですが、長い目で見ると必要だったのは購入した一時期だけで、あとはほとんど必要なかったというものが多くあります。

 特に雑誌、書籍類は、私自身が旅行好きなため、ついガイドブックの類を買ってしまうのですが、そのガイドブックを使って旅行に行く回数は、好きなバンコクやハワイを除くとほんの数回です。

 本来ならネットを使って探せるような情報も多いわけですが、書店で雑誌をパラパラめくっていると、書かれている内容が新鮮かつ重要に思え、これは買っておいて損はないと判断するわけですが、旅行が終わればそのままその雑誌は本箱の片隅に積みあがり、いつの間にか5年10年が経過しています。

 そんなことを繰り返し、ようやくここ10年ぐらいは、旅先で購入するお土産も必要最小限の食べ物を主にし、記念となる雑貨類は実際に使用する衣料品等を除いてほとんど買わなくなりました。

 旅行関係はそういった意味ではずいぶんスリムな旅行になったと思っていますが、ともかく過去に買ってしまった雑貨類の多いこと。そしてどなたかからは不明ですが、まったく利用できないようなもらいものもあり、気がつけばこういった、まったく利用しない物が食器棚の下のほうに溢れています。

 こういったものをすべて処分し、ホテルのような無味乾燥な空間に少しでも近づける努力を来年はしたいなと思うようになっています。

 今年の初めというか昨年の終わりごろ、今年は積極的に動く年にしようと思っていました。実際旅行に頻繁に行くことが出来、この先どんな人生を送ったらよいかということについても、自身の健康が維持できる限り、少し将来像が見えてきたように思います。

 来年はさらに不要なものをそぎとって、本当に必要なものを追求する年にしたいなと思っています。


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