結局若い時からの意識が重要

逃げ切り世代が実際に逃げ切るために必要な努力(2016.2.22)

 鼠蹊部ヘルニアの手術後の痛みは鈍痛に変わり、無理な姿勢を取らなければあまり気にならなくなってきました。しかし、一方でいつもの調子でつい動いてしまうことがあり、逆にそれで痛みを感じる場面も増えています。

 結局痛みは少しずつ減少していきますが、それに伴って動くことも多くなり、その結果痛みを感じるので、相対的に見ると非常にゆっくりとした動きで回復するということでしょうか。

 術後1週間ぐらいは痛みが激減しますが、その後はだらだらと鈍痛が続くと言い換えてもいいかもしれません。

 そんな中、自分のライフプランをいろいろ考え、ここのところ今回の手術を経験して、今後予期せぬことが起きる確率はますます増える。だとすると楽しめるうちに楽しまないと損だ、という損得勘定に突き動かされるようになっています。

 というわけで、別のブログにも書きましたが、昨日は新聞のチラシを見て、車のタイヤを交換してきました。レグノという、国内ではかなり高級なタイヤに履き替えました。

 これまで利用していたものがFR10という安いもので、弾力が悪く、路面の凸凹をもろに拾うタイヤだったので、どのくらい効果があるか楽しみだったのですが、さすがに高級品。運転感覚がかなり変化しました。

 ともかく静かなことにびっくり。そして段差のショックが柔らかい。早く高速を走ってみたいなと思っています。

 またその車で、近くのショッピングモール内の本屋さんに行き、久しぶりに経済雑誌を立ち読み。目についたのが週刊ダイヤモンドの「逃げ切り世代」という特集。

 何歳までが逃げ切れる年齢で、何歳から負担が激増するかと言う特集ですが、なかなか客観的で面白かったです。当然ながら?申しわけないことに、私は逃げ切り世代です。

 ただし、若干の言い分はあります。それは在職中から退職のことを考えて、住宅ローンの早期完済を目指して繰り上げ返済を行っていたこと。

 一方で、わずかずつですが財形貯蓄や積み立てを20数年間にわたって行ってきたこと。日々節約に努めていたことといった努力の効果が大きかったと思います。

 つまり逃げ切り世代であっても、若い時からの日頃の努力や意識の問題は大きいということです。私が非常勤講師で務めている学校の同僚の大半は、55歳ぐらいになっても、自分の退職金の額や年金額を把握していない人が大半です。

 私は50歳前後で計算を始めていました。この違いは大きいと思います。逃げ切れるか逃げ切れないか、世代間の格差は残念ながら大きいようですが、生かすも殺すも自分次第と言う部分もあります。


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