高齢者が孤独に陥らないために

2017.2.1

 今日はリハビリ病院で午後からストレッチ体操の日でした。1週間に2回通っています。1回の時間は2時間ぐらい。その間ストレッチ体操や休憩をはさんだりしていますので、実質1時間半ぐらいの運動でしょうか。

 先月まではトレーニングをしながら器具の扱いや筋肉の使い方についてトレーナーの指導を受けながらやっていましたが、今日からはフリー、すなわち好き勝手にマシンを使ってトレーニングをするという方法に代わりました。

 これまで一か月半ほど機械の使い方や姿勢等いろいろアドバイスを受けながらやってきましたので、ほとんどの機械を自由につかえるようになっています。

 もともと運動嫌いで、どの機械も初めて見るものばかりで、当初はすべての機械を自分のサイズに調節するのが一苦労でした。今は自分の体型にあった調整数値の一覧表を見ながら、自力ですべてセットできるようになりました。

 というわけで、ほぼ2時間。自転車をこいだり、重りを持ち上げたりの運動を行います。トレーナーの人とはほとんどが顔見知りになっていますので、時折雑談をしたりしますが、意外にそういった雑談が大事ですね。

 運動のポイントを教えてもらうこともありますが、そんなことより「話す」すなわち老後に必要なコミュニケーションが、トレーニング中の会話を通して図られているということに最近気が付きました。

 これはトレーナー付きの練習から、一人で練習するようになって気が付いたことですが、一人でひたすら機械を相手にトレーニングを続ければ、体力的には成果が表れるのだと思います。

 しかし一人でただやり続けるのは面白くない。そこに、「少し重くしても大丈夫そうですね」とか「姿勢が良くなりましたね」といった第三者からの評価があると意気込みにも影響するようです。

 というわけで、日頃からコミュニケーション不足を感じている一人暮らしの人は、近所のこういったトレーニング施設に行ってみることをお勧めします。

 体力強化や健康のためというのが第一目的ですが、そこで働いている職員さんと話ができるというメリットは大きいなと感じます。

 まあそれは別にトレーニング施設だけでなく、何らかの同好会といった、趣味の集まりでもいいわけですが、ともかく複数の人が活動している場所に顔を出すということが、孤独を避けるのに必要だなと感じるようになりました。


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