現状の生活費から将来を予測する

 家計簿をつけてみた結果分かった生活費の推移を以下にまとめました。

 早期退職前のフルタイム勤務時から、家計支出は徐々に減少していることがはっきり分かります。

 この数字は私と息子一人(早期退職時私立高校在学)が、生活費として一ヶ月で消費している平均金額です。

 当然ながら私一人なら、全体の金額が少しずつ少なくなり、なおかつ教育費が0になりますので、今後息子が独立し、私が一人で生活する状態になったときに、特に遊びほうけなければ、10万円前後が生活費になると予想しています。

項目 早期退職直前 早期退職後 60歳以降
食料 48000 42000 35000
外食費 7000 7000 7000
アルコール類 1000 4000 5000
衣料費 2000 1000 4000
雑貨、日用品類 20000 17000 19000
交通費 25000 12000 15000
光熱・水道 16000 14000 15000
通信 14000 17000 19000
医療 6000 4000 3000
教育 53000 49000
小計 192000 167000 122000


 なお表の数値でいくつか注意点があります。

・ 食料費ですが、私の料理のレパートリーが増えるに従い、惣菜や刺身と言ったコストの大きいものを買う機会が減っています。また家庭菜園で出来た作物をゆこうに活用するようにしています。

 もちろんスーパーで、ある商品が安いか高いかという事を、値段を見て判別できるようになったことも多きな原因です。

・ 早期退職直前のアルコール類が少ないのは、あまりの体調が悪かったため、一時期断酒をしていました

・ 60歳以降に衣料費が増えているのは、息子の大学進学により、私服を買う機会が増えたからです

・ 交通費は私の仕事が非常勤講師であるため、毎年勤務校が変化し、車の走行距離も変わるからです

・ 通信費が増加しているのは、ネットをADSLから光回線に変え、なおかつ息子がスマホを使うようになった影響です

・ 医療費が減少しているのは、、私の体調が良くなった証拠です

・ 60歳以降の教育費が0円の理由は、大学の学費は金額が大きいので、別会計として処理しているからです 

 この数値を元に将来設計のシミューレーションをするわけですが、生活費だけなら1年間でそれぞれの数値を12倍すれば良いことになります。しかし実際には、この生活費以外に他の章で説明してきたような様々な支出があります。

 それは例えば、国民年金保険料や国民健康保険料、自動車保険料、車検費用、自動車関係税金、任意でかけている医療保険料や傷害保険料、家にかかる固定資産税、市県民税等々といったものです。

 早期退職直後には、車関係の費用を除いて、これらの額がいくらぐらいになるのかさっぱり分からず、納付通知書が来る度に右往左往しました。そのあたりの説明はすでに第3章の「退職後の生活」で少しまとめています。

 いずれにしても、そういったことも念頭におかないとシミュレーションは作れません。次ページで、上記の家計費以外の各項目について、我が家の場合の具体的金額をお知らせします。


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