総収入から総支出を引き算し
資産の減少を計算

80歳ぐらいまでの長期将来計画(2012.3.16)

 4月以降の仕事が確定し、昨年の確定申告が無事終了し、毎月の決算が落ち着いてきたので、昨日再びその結果を基に今後の我が家の長期的な財政状況をさらに細かい数値でシミュレーションしてみました。

 こういったことは、自分の家だけでなく、社会的な情勢の変化(消費増税など)があったときも考え直さないといけないなと思っています。

 基本的なシートは以前にもエクセルで作っていますので、作業としてはこのシートの中の数値を実情に合わせて変えるだけで、30分もあれば出来上がりです。

 このシートの収入と支出の見通しから、差額を積算していき、その差額が現在の貯蓄額をオーバーするなら家計は破綻するというものです。 具体的には収入の部、支出の部ともに、大きく分けて4種類です。
 
 収入の部は以下の通りですが、自主年金は退職金の一部の取り崩しです。(ほぼ実情にあった数値です)

年度 年齢 給与 副収入 年金 自主年金 合計
2012 59 168 40 70 278


 これに対して支出の部は

年度 年齢 生活費 教育費 税・保険 遊興 合計
2012 59 160 50 45 70 325


 従って、退職金の一部を取り崩して自主年金にあてても赤字が出ますので、さらに貯蓄額が減ることが分かります。要するに来年だけで47万円赤字が出るということです。(実際には自主年金の分も減りますので、総額では100万以上減る計算になります)

 これを年度ごとに計算し、それらをすべて積算したとき、私がこの世にいなくなるまでの総赤字額が計算でき、それが現在の貯蓄額を上回れば、家計は破綻するので、ハワイには行かずに家でおとなしくするか、まだまだ10年ぐらい働くか、副収入の額がもっと増えるようにがんばるか、最悪持ち家を売却するかという選択になります。

 ただ息子の大学進学を除くと、今後は年金が出るので大学の授業料を除くと生活費自体がそれほど大きな赤字に陥ることはなさそうなので、とりあえず安心して生活をしています。

 なお私の場合は60歳から一部の年金がもらえる最後の世代なので、私より若い人の収支は60歳以降にかなり悪化します。

 どのくらい悪化するかは、実際に個々の条件を当てはめて計算しないといけないので、一律に退職時にいくら必要というマネー雑誌の記事は、あまり当てにならないと思います。


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