退職後で減ったのは衣料費と交通費

早期退職後の衣料費(2012.10.21)

 だいぶ涼しくなってきたので、夏服と冬服の入替作業を少しずつ行っています。その途中で古くなって汚れているようなものは廃棄しているので、この数年でかなり私の衣服は減りました。

 考えてみると、通常の会社勤めのサラリーマンさんと違って、教員は衣服にそれほどお金が必要ないような気もします。しかし最近は年齢的にあまりカジュアルな恰好も良くないだろうと考えて、ノータイでYシャツを着て上着を着ています。

 上着はブレザーが多いのですが、最近は安いものが多く3000〜5000円のもので充分。

 若い頃はボーナスが出たときちょっと見栄を張って数万円のものを買ったりしましたが、そんなものを着ていっても結局チョークで汚れるだけだと思い、徐々に安いものを買うようになりました。

 その安い上着も、実際には通勤時に着るだけで、仕事中は寒くなってくると着古した白衣で過ごしています。これが数千円ですから経済的です。

 下は数千円のスラックスを履いていて、通常のサラリーマンの方のように、背広、ネクタイ、白のパリッとしたYシャツ、折り目の付いたスラックス、黒光りする?革靴、なんてものは式典の時ぐらいしか着用しないので、体型が変わらない限り、新しいものを買う必要はありません。この35年ぐらいの教員生活で購入した背広は5着以内だと思います。(式服は夏冬各1着)

 ブレザーの方が応用範囲が広いので、こちらを私は好んで良く買っていましたが、これとて35年間で10〜15着ぐらいではないかと思います。

 というわけで、考えてみると我が家の衣料品、特に私が着ているものは、その辺の安売りスーパーで買えるようなものばかりで、しかも物持ちが良く、中には色が褪せてすり切れるまで着ているものもありましたので、衣料品代は下着や靴下の買い換えぐらいしかかかっていません。

 それでも35年間、年に数回なんらかのシャツやTシャツ、ポロシャツ、ズボン等を買っていれば、それらがたまりにたまって、今現在買い換えようと思うものより、いまだにあまり着ていないというものも結構あって、新しいものを買う必要をほとんど感じません。

 特に早期退職後は、非常勤講師で出かけるときの服装は気にしているものの、普段はカジュアルなどうでも良いような服装で充分と考えていますから、端から見るとさえない恰好のおじさんですが、ともかく衣料品代は少なくて済んでいます。

 唯一必要だなと感じるのが、息子の衣料品ですね。ともかく小学生の頃はクラスの中で一番小さかったのに、中学ぐらいから突然背が伸び始め、今は私より数cm高い175cmぐらいになっていますから、毎年着られなくなるものが続出。

 冬に買って、翌年着たらもう着られないと言うこともあり、こりゃもう安いものを買って凌ぐしかないなあと思っています。幸いにも高校では制服があったので(当初の購入費は大きな負担でしたが) 、日常の普段着もそれほど必要がなかったのですが、今後高校卒業後はいよいよ私服になり、私と共用できるものも多いとはいえ、新たに買わなくてはならないものも増えると思います。

 ちなみに過去の家計簿を見ると、早期退職直前のフルタイム勤務時、私と息子の二人だけの生活で(妻は入院中)衣料費は月数千円。2012年は月1000円ぐらい。ものすごい減少です。

 退職をすると意外なところで節約が出来るのも事実です。中でも一番減ったのが当たり前ですが交通費です。主にガソリン代ですが、フルタイム時は月2万ぐらい。現在は8000円ぐらいです。

 将来計画をきちんと作ろうと思ったら、退職1年ぐらい前から、家計簿もどきをつけておくと、将来設計がよく見えてくると思います。   


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