3年間の生活費の平均は16.3万

早期退職後3年間の生活費を振り替えると(2013.7.7)

 自分自身が60歳からの年金生活に入り、先日は資産の洗い出しを行いました。後は今後の支出と年金等の収入の差引が、プラスになればこの資産は増えていき、マイナスになれば減っていくことになります。

 万が一資産がどんどん減少し、すべての資産がなくなったときは家計の破綻と言うことになりますから、その場合は今住んでいる家や土地を売却しようと覚悟して、早期退職を決めました。

 その後3年ちょっとが経過し、無事60歳に到着。そこで、この3年間の生活はどうだったのだろうか?今後はどうなるのだろうか?と言うことを少しずつ見直しています。

 このサイトはもともと「父子家庭で早期退職をしたおじさんのお気楽生活日記」というブログを元にしていますが、かなり話があちこちに飛んでしまい、ちょっと初期の早期退職というテーマからはずれる話題が多くなっています。

 そこで、今書いているこのサイトから、早期退職に特化した部分を抜き出してあらたに加筆修正し、「早期退職者の将来設計」というサイトを作りかけています。

 早期退職にしても定年退職にしても、ともかくフルタイムの仕事を離れた段階で、経済的な環境は大きく変化します。それまでは数百万という年収があって、その中から住宅ローンや各種の負債を支払い、収入に見合った税金や保険料を負担して、さらには家族のためにレジャー費や教育費を捻出。

 さらにさらに将来のために投資や貯蓄ということを行い、その残金で生計を維持するというのが、通常のサラリーマンの家計かなと思いますが、退職後は、ともかく収入が半減どころか3分の1,4分の1に減少するという現実に直面します。

 しかしその事に気がついても、すぐに生活の質を下げるのは難しく、普通は徐々にあれを削り、これを削りと工夫しながら生活していくことになるのだと思います。

 この3年間で感じたことですが、退職後は手持ちの資産をなるべく減らさないようにするのが精一杯だと言うことです。先日資産の洗い出しを行ったと書きましたが、その結果分かったことは、この3年間で早期退職時より合計500万ほど資産総額が減っていました。

 年間にすると167万ぐらい。もともと早期退職後まったく働けない可能性もあったので、その場合1000万は減るなと思いつつ早期退職を決断しましたから、500万の減少は予想よりも少なかったということになります。

 では差額の500万の収入をどうやって得たのかと言えば、基本的には非常勤講師の収入と、父子家庭等に渡される補助金、民主党が行った高校授業料無償化政策、そして私自身のネットからの副収入等が寄与したと思っています。

 早期退職を考える方は、その後の生活費がいくらかかるかについて関心があると思いますが、我が家の場合早期退職直前から日々の生活については節約指向を貫いていました。今改めて計算して見直すと、だいたい月々の生活費の平均は16.3万という結果です。(これまでは15万前後と書いてきたと思います)

 従って年間なら200万弱。この中に息子の私立高校の授業料(年間約50万)も含まれています。さらにこれ以外に毎年税金や保険料等の請求があり、これが車の維持費と合わせて合計40〜50万という大きな金額です。

 要するに、生活費+税金保険料で250万。実際にはこれに私の場合は大好きなハワイ旅行費用等が加わり年間300万ちょっとが必要になりますので、上記で1000万減るなと予想していたのは、こういったことを考えていたからです。


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