ランダムウォークによるデイトレード

デイトレード等の短期売買について

 一時期デイトレードという言葉がマスコミに飛び交い、1日の中で売買を行って利益を得るという方法が脚光を浴びました。実際テレビでは何億円も儲けたみたいな報道があったように思います。

 たぶん今でもそのような方法で頑張っておられる方も大勢いると思いますが、そこまで行くとプロのトレーダーとほとんど変わりませんので、まあ普通の凡人には無理かなと思っています。

 ただやろうと思えば、仕事のない日にパソコンにかじりつき、売買の様子とチャートを見ながら、安いと思ったところで買い、上がったところで売るだけですから、誰でも出来ます。

 手数料にしても、私は楽天証券を使っていますが、本当に安くなりました。最近ですが時々持ち株の一つで、時々デイトレードまたは数日の短期売買を試してみることがあります。

 ただ短期とはいえ、やはり安いところで買って、高いところで売るというのが如何に難しいことであるかは、実際にやってみて実感しています。


ランダムウォーク理論

 私はどちらかといえば、株価の動きは「ランダムウォーク」であるという理論が正しいと思っていますので、今目の前に表示されている価格から上がるか、下がるかという予測は難しいと考えています。

 まあ例えば前日に突如業績の急回復報道があったり、為替の急激な変化があったりすれば、開始直後の値動きが上がるか下がるかぐらいは多少予想が付くかもしれません。

 しかし、それとて、ではどこまで上がるか、どこまで下がるかは見当が付かず、結局自分の思いこみで勝負することになります。

 それはそれとして、普通の日にも様々なニュースが流れる中で、そのニュースを聞く人もいれば聞かない人もいますし、あるニュースを重要視する人もいれば無視する人もいます。

 そのようなたくさんの人たちの集大成が目の前の価格に作用していくわけですから、そこから上がるか下がるかを予想して、それがたまたま当たったにせよ、たまたま当たったのか、自分の理論通りだったのかは検証は難しいです。

 ということは上がるも下がるも基本的に確率は2分の1です。(もちろん動かないという選択肢もありますが)とするならば、直近の株価からいくらぐらいの幅で揺らぐのかを考えて、その下限あたりに指し値を入れてみたらどうか、という方法を考えてみました。

 まあそんなことは誰でも思いつくことだと思いますが、私にとっては新鮮な思いつきでした。そしてこれをデイトレードに応用できないかとも考えています。(これは現在進行形です)


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