自分好みの銘柄を探す方法

株式投資の銘柄選びはスクリーニングで(2014.6.14)

 先日書いたように、5月の半ばから株式投資に再チャレンジしています。動機は、年金生活が定着してきて、息子の学費の目処もたち、今現在で高額の支出の予定がほとんどないので、少しばかり将来計画に余裕が出来てきたと感じたからです。

 そこで、先ずあちこちの口座に分散していた細々とした資金(外貨貯蓄やミニ株投資、いつ買ったか分からないような小口の投資信託等)を調べ、すべていったん売却。これらの現金を楽天証券の口座に振込み、初期投資資金として100万円程度を確保。

 次に図書館から久しぶりに会社四季報を借りてきて、パラパラとめくり、昔ミニ株投資で投資を行った会社の株が今はどうなっているかとかを調べ、単純に10年20年放置しても、それほど大きな利益は得られないということを一つ認識。

 次に、四季報を見て感じたことが、新しく出来たIT関連企業がひじょうに増えているということ。さらに100株単位で株式を購入できる企業が増え。以前は最低でも1社当たり30万ぐらいの資金が必要だったのに、最近は株価が低迷している影響もあるのかも知れませんが、10万円ぐらいでも単位株を購入できることを確認。

 さらに本屋さんで株関係の雑誌をパラパラとめくって見ましたが、これは相変わらずの記事内容で「今買わないと損をする」「今が買い時」「このテーマがあがる」という見出しばっかりで、参考にならないなと感じました。

 次に株式投資に再挑戦するとして、いったいどんな銘柄を買えばよいのか?また投資手法はどうするのか?というような投資方針を少し考えてみました。

 と言っても所詮素人ですから、そんなに格好いい投資方針なんか考えられるわけがなく、先ずは銘柄選びの条件を考慮。当然ながら地道に増やすということが目標なので、一発大逆転大化け株、なんていう発想はまったくありません。

 で選ぶ方法ですが、最近の証券会社では株式銘柄のスクリーニングサービスというのをやっていますので、とりあえずこれを利用。スクリーニングの項目ですが、

・ 有利子負債が少ないこと
・ 若干値動きが大きそうな中小型株
・ ここ数年の売上高が増加している
・ 1銘柄の投資資金は30万円以内

というようなことを主たる選択基準にして、さらに

・ PER、BPS、ROE、配当といった項目に好みの数値を入れて絞り込んでいくと、50ぐらいの銘柄が選択できました。

 次に、この50ぐらいの銘柄のそれぞれのチャートを見て、ここ半年ぐらいが上昇基調にあるものや、上昇基調になりそうなものをチェック。これはと思われる銘柄をマイヤフーに登録し、日々値動きを見ています。

 今現在20ぐらいの銘柄を見ていますが、中小型株を選んだせいか、結構日々の値動きが大きいように思えます。もしかするとコンピュータを使ったシステムトレードの影響で値動きが大きくなるのかなとも感じています。

 またず〜っと観察していると、順番に物色されているような印象を持つこともあります。つまりある日はAを買ってBを売り、その次の日はBを買ってCを売る。さらにCを買ってAを売るというような流れです。

 もちろんそう見えるだけで、実際の株価はほぼ無限とも思われる買い手の思惑によって形成されていますから、まあなんとなくそんな気がするというだけです。

 ただそれを一種の波だと考えれば、その波をうまくとらえることによって、多少なりとも利益が出そうだという感触はあります。というわけで、あとはやってみるしかないことになり、実際にポツリポツリと売買をはじめています。さてどうなるか?

 自分でもちょっと楽しみですが、今のところわずかですがプラスになっているようです。
 


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