わずかな金額でも長く

現役時代は年金財形、早期退職後は投資信託の積立(2016.6.2) 

 資産増加の王道は、わずかずつの積立を出来るだけ長く続けることだと思っています。このことに気が付いたのは、早期退職後にこういったブログを書いて、自分がやってきたことを振り返ってみて感じたことです。

 現役時代に何気なく始めていた月々2万円の年金財形貯蓄が、全く予想していなかった早期退職時には400万円という金額になっていました。(60歳まで続けていれば500万ぐらいになりそうと思って始めたものです)

 毎月の給料からの天引きで、2万円ですから、実際に給料を受け取るときは、もちろんその金額が差し引かれているわけですが、額から言ってもそれほど負担はなかったように思います。

 結果的には、この財形貯蓄を取り崩すことによって、早期退職当初の生活がかなり楽だったなと感じています。自分が貯めた資産ですから、結果的に資産は目減りしているわけですが、仮に400万を10年に分散して受け取れば、年間40万円、生活に余裕ができます。

 たかだか40万かという人もいるかもしれませんが、再三に渡って書いているように、年金生活の1万円とサラリーマン時代の1万円の価値の差は大きいです。

 サラリーマン時代は、ボーナスで数万というブレザーを平気で買ったりしていましたが、今はブレザーそのものも必要がなくなり、数万あったら一か月近く食費が賄えるなという感覚に変わっています。

 というわけで貯蓄はたとえ少ない金額でも、ともかく長く続けた方が良いと思っているわけですが、早期退職後は退職金を受け取ることができ、当初は退職者専用定期預金に入れて、数万の利息を得ることができました。

 しかしこれも最初の年度だけの優遇措置ですから、今は発想を変えて、定期預金に入れた退職金の一部を小出しにしながら、投資信託を買っています。

 投資信託についても、どれを買うかというのが難しいのですが、基本的には購入手数料がかからず、その他の維持費もできるだけ安いもので、その投信の成績によって、運営会社の利益に直接響く独立系投信と呼ばれているものが良いなと判断。

 選んだのは、最初は「さわかみ」、途中から「セゾン」となり、アベノミクスによる一時期的な日経平均の上昇時に両者とも一時解約。今は「セゾン」を中心にして、「ひふみ」も利用しています。

 でセゾンですが、2013年10月から、当初は月4万円の積み立てで始め、22か月後から6万に変更しています。この5月で通算28か月を迎え、総貯蓄額が150万円。現段階で利益が12000円ほどなので、銀行等の定期預金よりはリスクがある分利益も大きくなっています。(一時期は10万円以上、利益が出ていました)

 投資信託の場合は売却というか解約のタイミングが難しいなと思っていますが、最短でも65歳以降、すなわちあと2年程度は続けるつもりなので、さらに140万ほど元本は積みあがります。

 その頃に日経平均が今よりも上昇していれば、250万円以上になっている可能性があります。うまいタイミングで売却できれば良いなと願っています。



某都市銀行の口座を解約


早期退職者の資産運用


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