そこそこ儲けてお気楽生活

シニア世代の脱力起業に同感(2014.5.7)

 ヤフーニュースを見ていたら「シニア世代で増える脱力企業」という面白いニュースが出ていました。さらに「そこそこ儲けて食べていければいい」と言う見出しもついています。

 これはもしかしたら私の今のお気楽生活の考え方に似ているのではと思い、思わず必死に読んでしまいました。

 まあ要するに、「起業」と言っても、いまさら業務拡大、利益重視で必死に働くのではなく、自分が生活できる範囲で稼ぐことを目標にした起業だと言う事です。

 私自身は起業ではありませんが、すでに「年金+非常勤講師の収入+ネットからの副収入」によって、息子の大学の学費を除けば、まあそこそこの生活を維持できる収入を得ていますが、これと同じことを起業で行うと言うのが趣旨だと思います。

 このあたり、私は公務員だったので起業の中身や方法と言った事情に疎いのですが、民間企業に30年、40年と勤めていれば、おのずとそのノウハウは得られるのかなと思います。

 で、起業の条件ですが、「退職金」と「経験」「人脈」だそうです。また2012年の起業希望者は84万人だったそうで、バブルの頃の半分だそうです。それだけ起業が難しい時代になったともいえそうです。

 また起業希望者の3人に1人は60代だそうですから、ここでも団塊の世代ががんばっているイメージです。逆に言えば、50歳代から将来を見据えてキチンと計画を立て、退職後実行に移すと言う方法が良いようにも思います。

 しかし私も早期退職時に起業は少しだけ考えましたが、「じゃあ何をするの?」と思ったとき、ほとんど何も思い浮かばなかったことが情けないです。その意味では公務員はあまりに経験がなさ過ぎるような気もします。

 ちなみに60歳代の起業で多いのが「経営コンサルタント」や「営業代行」だそうですが、これだと私のような公務員はまったくの未経験ですから、起業は難しいとかんがえるのもやむをえないかなと思えます。

 とはいうものの、要は常に起業と言うものに関心を持ち、自分でも何か出来ることはないかといつも自分自身に問いかける姿勢が、起業のきっかけに気がつく出発点であるような気もします。

 その結果誰も考えていなかったような仕事を見つけることが出来そうです。この記事の2ページ目には、面白い起業の例として「イベントカメラマン」「洋服デザイン」「古着屋」「アクセサリー作り」「犬のしつけや散歩代行」「ベビーシッター」等々、やる気さえあれば実現できそうな例も示されています。

 私もネットで副収入を得ると言うのは似たような発想で、年金に月5万ぐらいプラスできれば、割とのんびりした生活が出来るなと思ってはじめました。というわけで、これから退職を迎える人は、欲張らずにそこそこ儲けてお気楽生活を目指すのが健康にも良いように思います。
  
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