広報を読んで分かったこと

高齢化社会に向けて自治体がやろうとしていること(2015.8.1)

 昨日は、暑い中埼玉県知事選の期日前投票に行ってきました。これで一応安心です。

 埼玉県知事選は、現職の上田知事が、自分から「多選はいかん」と言っていたのに、突然まだやる必要があると言い出し立候補。なんだかよくわかりません。

 候補者はその他に4人いますが、こういうことを考えていると選挙公報にしっかり明示している候補はそのうちの二人。一人が自民党推薦でもう一人が共産党推薦。

 こうなってくると、現上田知事と合わせて、おのずと投票すべき候補は決まってしまうような気がします。

 家に戻って、朝配布されていた市の広報を熟読。昨日も書きましたが、少子高齢化社会を迎えるにあたって自治体はどんなことを考え、実行に移そうとしているのか、今回はいつもよりさらに隅々まで熟読しました。

 するとまず目についたのが、我が家から歩いて行ける公民館が主催しているシニア向け行事の存在。具体的には「麻雀大会」「ゴルフ大会」「ウォーキング」など。

 対象は65歳以上ですから、まだ私には参加資格がなさそうですが、2年半後にはこういった行事への参加も視野に入れないといけないようです。

 次に市議会の動き。いつもはあまり読まない質疑の内容もしっかり読んでみました。関係がありそうだったのは

・ 介護保険の現状と今後、市の取り組み
・ 市内の高齢化の進行状況把握(現在約25%、10年後は31%)
・ 高齢者を対象とした救急車出動回数(半分以上が高齢者の搬送だそうです)
・ 民生委員の負担軽減と緊急時通報システムの利用について
・ 高齢化、人口減に対する、コンパクトシティの取り組みについて(都市機能の集約化)
・ 空き家対策(市内の管理不全な空き家は約400軒)

 そして市からの各種支援金のお知らせ

・ 臨時福祉給付金について
・ 児童扶養手当について
・ 障碍者手当について
・ 介護保険の認定申請について

 さらに高齢者のための健康づくり教室の案内等、改めて読むとシニアに関する情報の割合が非常に多いことが分かりました。

 というわけで市も高齢者対策について頭を痛めているということが分かりましたが、では何をすればよいのかというと、現状では健康づくりが主なものになっているような気がします。

 実際にこういった施策を考えている人たちは、現役世代の若い人たちですから、もしかすると本来のシニアの要望とずれているかもしれません。

 そう考えると、これからシニア世代を迎える50代60代前半の我々の要望を明確にする必要があるなと感じました。
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