老後生活の特徴

日本のシニアの消費行動を世界が見守っている(2015.8.17)

 ハワイから帰国して、昨日書いたように、ようやく「シニアシフトの衝撃」という本を読み終わりました。2012年に出版された本で、著者は村田裕之さん。ダイヤモンド社から発行されていて、本体価格が1600円。

 ひじょうに分かりやすくて面白い本だなと思ったので、改めてアマゾンで調べてみたら、、かなりカスタマーレビューも高評価でした。

 読み始めてすぐに気になる内容が次々と出てきたので、適当にメモを取りながら読み進めましたが、本を読みながらメモを取ったのは久し振りです。

 基本的には少子高齢化社会を迎える中で、今後の企業戦略を考える内容ですが、シニアの消費行動を、最先端の経済界がどのように見ているかということがよく分かります。

 また消費行動と言うのは、逆に言えばシニア自体の生き方を反映しているわけで、自分自信の生活を考える助けにもなりました。以下アマゾンへのリンクですが、レビューを読むだけでも面白いと思います。



 ちなみにこの本の前半には、私がこのブログですでに指摘したことや、今後起きるだろうと予想していたこと、また今現在実際に起きていることが具体的に書いてあります。

 それらをちょっと項目別にまとめてみると、以下のような内容です。自分の行動様式の中に含まれているなと思う方もいるのではないでしょうか。

・ 平日の昼間にメダルゲームを楽しむシニアが増えている
・ 平日の昼間のカラオケボックスは高齢者が多い
・ 大人用紙おむつの販売額は、新生児のそれを上回っている
・ シニア向けスマホの販売
・ シニア系出会いサイトの隆盛
・ シニアは軽自動車やエコカーを選ぶ傾向がある
・ コンビニやスーパーで小口の弁当や惣菜を販売
・ 大規模ショッピングセンターや本屋さんの片隅に椅子が置かれている
・ 通販サイトや宅配サービスが発達
・ 各種シニア割引の実施
・ 遠くの無機的なショッピングセンターより、近くの笑顔で接してくれる小売店

とまあ、世界に先駆けてシニア市場を日本は開拓しているというまとめになっていますが、その渦中にあるのが団塊の世代とそれに続く私たちの世代で、その消費行動をある意味世界が見守っているということだと思います。
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