税関申告書の職業欄の記入

職業とは何?(2016.3.29)

 徐々に3月31日が近づいてきました。4月1日からは、いわゆる公的な仕事はなくなり、基本的に年金暮らしとなります。と言いつつも、3月に入ってからはすでに勤務もなく、ハワイ旅行を楽しみ、単に肩書上非常勤講師と言えるだけです。

 どうやら特に大きな感動を覚えることもなく、自然に4月1日に突入しそうですが、4月以降の身分や職業についてちょっと考えています。

 そもそも職業とは何だろうか?という事なんですが、こういうときいつも参考にするウィキペディアには「日常的に従事する業務や労働」と最初に書かれていて、金銭を得るというのは副次的な意味合いを持つようなニュアンスです。

 一般的には、生計を得るために・・・・の職業に就いています。と書くことが多いと思うのですが、なんらかの業務に従事していれば、金銭の授受がなくても、職業になりえるのかもしれません

 その意味では日常的に家事を行っている専業主婦(夫)の皆さんの職業は、専業主婦業もしくは家事労働者という事になるのかもしれません。

 ただ大多数の方が考えているように、そもそも職業に就く目的は生計維持のためですから、生計維持とは関係ない業務であれば、それは職業とは言えないとも解釈でき、そうなると専業主婦(夫)は職業ではないという事になります。

 という事は、例えばボランティアで何らかの製造工場で働いても、それは職業とは言えないという事になりそうですが、一般的には製造工場で働けば、職業は製造業ですと胸を張って言えそうな気もします。

 まあどうでもいいようなことをくどくど書いているわけですが、何を気にしているかと言えば、4月以降に海外旅行に行ったとき、入国審査で使う税関申告書の職業欄をどうしようかと思っているわけです。ちなみにこれまでは「teacher」と書いていきました。

 というわけで調べてみると、基本的に無職なら「None」と書けばいいようですが、なんとなくうらぶれた仕事の無いおじさんに思え悲しい感じもします。また若者の場合は就労目的ではないかと余計な疑いを招く可能性もありそうです。

 だとすればどうするか?調べてみると、私のようなシニアの場合は、堂々と「Retired」と書いても良さそうです。もう十分働いた、だから観光旅行に出かけているんだというニュアンスでしょうか。

 ただし欧米人から見ると日本人は若く見えるみたいですから、40代、50代でこれを書くと、やはり就労目的と疑われそうです。 


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