少子高齢化で人類は滅亡?

2017.9.19

 7時に起きて朝食。ちょっと旅行ブログを更新して、9時過ぎに実家の母親とともにいつもの診療所へ。私は診察の予定はないので、外の駐車場でそのまま本を読みながら待っていました。

 母親はすでに87歳となり、認知症の気配は全くないので助かっていますし、駐車場から診療所までの数十mなら何とか自分で歩いて移動することができますから、私は送迎するだけです。

 今日は心電図やら血液検査やらをしてきたと言っていましたが、まあ何かと体の不調を感じることも多いようで、「年なんだから当たり前だろ」、と言ってもやはり「どこか悪いところがあるのでは」と気になるようです。

 いずれ私もそうなる時期が来るだろうなと思っていますので、そういった体力というか健康状態の衰えを目にすることは、自分自身の将来を考えるうえでも参考になっています。

 しかし幸いに我が家の場合は、病院の送迎と日常生活の中の健康的な愚痴?に付き合うだけで助かっています。しかし年月の経過とともに、この状態は徐々に悪化するのは目に見えています。

 いわゆる老々介護といわれる状態になりそうですが、私自身くも膜下出血の高次脳機能障害で日常的なふらつきや味覚異常、ろれつの回りにくさを感じていますから、やがては私の息子に頼る時代も来るのではと思っています。

 ましてや昨日も書いたように、100歳を超えるような年齢の親がいれば、その子供は70代だと思われ、当然ながら健康を損なう確率も大きくなります。

 ということは、老々介護が孫やひ孫の時代まで、連綿と続く家族というのも存在するはずです。一人の高齢者を若者二人が支えるというのが今後の年金財政のあり方のようですが、健康面を考えると一人もしくは二人の高齢者を一人か二人の若者で支えるという時代がすぐそこまで来ている気がします。

 当然ながら国はそういった状況に対して、はたらける人はどんどん働いてもらい、体力のある人が体力のない高齢者を支えるという社会構造に日本全体を変化させていかざるを得ないのかなという気もします。

 しかし当面はそれで乗り切れても、ともかく若者が少ないという状況は変わりそうもありません。ということはこの状況は悪化する一方だということで、そう考えるとやはりいたずらに長く生きても・・・という気もしてきます。

 その延長線上にあるのは、日本の衰退ではなく、日本という国そのものがなくなるのではという不安感ですが、これは何も日本だけでなく、少子高齢化が進んでいる世界的な現象だなという気もします。

 いささかSF的な発想ですが、そうなると増加の一方だった世界人口も、今後100年ぐらいで減少に転じ、やがて衰退、滅亡していくのかという気がしますが、長い生物の歴史から見ると、恐竜の滅亡と同じような、あっという間の出来事に思えるような気もします。


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