高齢者年金世帯に厳しい風が吹く?

自民党圧勝(2012.12.17)

 事前の予想通り、自民党が圧勝でした。昨晩は8時半頃からテレビを見始めましたが、いきなり自民党が200議席を越していてびっくり。中には開票率0%で当選確実なんていう報道もあり、「選挙する意味があるのか」とまで考えてしまいました。

 しかし自民党は圧勝しましたが、投票率は低かったみたいですね。昨日私が個人的に思いつきでまとめた投票に行かない理由を見ながらこれを書いていますが、やはり「どうせ投票に行っても何も変わらない」という気持ちが強いのかなと感じています。

 一方投票に行った人も、民主党の政権運営が下手くそなことにあきれ果て、「だったら自民党の方がまだマシか」という消極的な理由で投票したようにも思います。

 テレビではオセロゲームのようだと言っていましたが、確かにその通りですね。今後また自民党がさしたる成果を上げられず、不信感を背負って解散総選挙となれば、次は公明党とか維新の会が伸びてくるのでしょうか。

 小選挙区制の利点でもあり欠点でもあると思いますが、ほんの少しの支持率の差が、議席数に大きな影響を与えるように思えます。その意味では中選挙区制の方が良いのかなと感じます。

 また今回の選挙は自民党が大勝しましたが、違憲状態で選挙が行われたことも事実で、今後野党はこの点を強調するかもしれません。

 一方問題は今後の自民党の動きというか考え方ですね。とりあえず大多数の国民の信頼を得た(投票率を考えると、大多数とは言えないと思いますが)ということを強く主張し、安倍さんが行うのは、「憲法改正」「自衛隊法改正」「金融緩和」「大規模公共投資」でしょうか?

 「強い日本を作る」という言葉の裏に、どのようなイメージがあるのか、まだよく分かりませんが、バブルの頃の日本を思い描いているような気もします。

 そうゆう状況の中で、一庶民としてどうやって生き抜いていくのか。特に私のような、これから年金をもらう世代には厳しい時代となりそうです。

 一方いくら強い国を作ったと自負しても、若い人が減り、年寄りばっかりになった日本を諸外国が見れば、とてもじゃないけど強い日本とは言えないような気もします。

 さて今後どうなるのか?今見たら株は上がっていますね。ご祝儀相場がどこまで続くか。日経平均10000円台を突破するかどうか。円安はどうなるのか?85円を突破し90円に迫るのか?

 とりあえず自民党が政権を取った以上、その政権がやることを注視しながら自在に対応していくのが庶民の知恵かなと思っています。 

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