本当の狙いは消費?

節電のために「セール」実施だそうですが・・・(2014.8.2)

 他のブログにも書きましたが、早朝から妙に暑いです。夜は北関東で雨が降ったせいか比較的寝やすかったので、これなら早朝ウォーキングが可能かと思って、6時前に着替えて玄関を出たのですが、すでに気温は上昇。「こりゃダメだ」と引き返しました。

 毎日半日ぐらいは、こういったブログやホームページを作っているのですが、残りは家事の時間と家庭菜園やウォーキングの時間と考えています。

 そうしないと、パソコンの作業ばっかりだと健康によくないだろうなあと思っているからですが、ここ1週間ぐらい続く猛暑に、さすがに外に出る時間が減り、まいっています。

 午前中作業。昼食前後に買い物。この頃には室内の気温が34度を越えていますので、しょうがないのでエアコンを29℃設定にして昼寝

 昼寝はリビングのフローリングの床の上に、ぺラッとしたゴザを1枚敷いてそのまま寝ています。最初は床が固くて眠りにくかったのですが、最近は慣れました。

 床に寝ることによって、エアコンの気温も29度と比較的高い設定にしても我慢できることが分かりました。ただし昼寝を30分〜1時間して起き上がると暑いです。冷気は下のほうにたまるので、なるべく低い位置で生活をすれば、節電できるという理屈になります。

 というわけで、ひじょうに残念ですが、電気使用量がたぶん急激に増加していると思います。

 そういった庶民の生活実態を知っているのか知らないのか、今日の新聞に面白いことが書いてありました。私ももしかしたらそのほうがいいのかなと思っていたことですが、見出しは《節電へ「セール」実施》というもので、経済産業省からの提案のようです。

 内容は電力需要がピークを迎える時期に大規模ショッピングセンターでセールやアトラクションを行ってもらい、人を集めることによって家庭の電力消費量を軽減する、ということのようです。

 個人的にも、本当に暑い時間帯はショッピングモールや図書館で涼んだりすれば、家でエアコンを使うことがないので、電気料金節約になるなと思っていたのですが、こういったことが経済産業省から提言されると、何だか途端に胡散臭く思えてしまいます。

 最近、国が庶民の生活に関わることを直接提案した場合、「どうしてそのような提案がされるのか」と、一度は疑ってかかる癖が付いてしまいました。偏屈な爺さんになりそうで、自分でも嫌だなと思っているのですが、つい裏の意図を勘ぐってしまいます。

 今回の提案も、結局は節電の名を借りて、人をショッピングモールに集め、そこで消費を刺激し経済効果を高めるという意図が隠されているのだどうなと思ってしまいました。

 まあ経済産業省ですから当然かなと思いますが、本当に節電を目指すなら、ショッピングモールの冷房温度をなるべく高くして、照明を減らし、さらに営業時間を工夫すると言うような努力があってもいいような気もします。

 こういった商業施設の電力使用量と、家庭の電力使用量のどちらが多いのかは分かりませんが、暑い国では午後の数時間は休憩という国もかつてはあったようですから、日本も12時から15時までは営業を自粛、なんてことをすれば、大きな節電になると思います。

 逆に人を集めてセールというのは、商業施設の電力需要がもっと大きくなるということですから、やはり力点は節電より消費に比重が置かれているように思えます。


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